きみは最先端のどらやきつくり機がどんなんか知っているか日記

あのー、ワスがいまつとめてる会社は繁忙期と閑散期っていうのがすげえ極端で、繁忙期はギャーギャーいう暇もないぐらいに忙しいんだけど、閑散期はすっげえ何もすることがないんですよね。

こんな出だしですみません、こんにちはこんにちは!

ほんでもって、その時期っていうのも世間一般的にいう2月8月(ニッパチ)とはちょっとズレてて、今がまっさかりにひまなんですよ。不況っていうのもあるけどよ。


ひまもこう続くと、書類整理も掃除もするとこなくなっちゃうってもんなんだけど、することないからってさすがに給料もらって一日中インタネッコやらペーパークラフト作り(http://www.tobu.co.jp/monthly/paper/index.html)やらしてるわけにもいかないですよ。

幸い、ワスの勤め先は「直接業種に関係ないことでもなにか勉強できることがあるだろうからいろんな展示会に行け」と言ってくれとるので、情報収集という名目で展示会にちょくちょく足を運んだりしております。


ほんで、きのうも何かやってないかなーってビックサイトのウェッブサイトチェキしたら、ちょうどFOOMA-http://www.foomajapan.jp/ やってるのな!

FOOMAって何かっていうのは公式サイトを見ればくわしくかいてあるけど、食品関係の国際工業展なんですよ。
もっとかいつまんでいったら、街のパン屋さんで使う食パンスライス機ぐらいの小物みたいなものもあるし、オーブンやらフライヤーはレストラン用ぐらいの大きさのものからお弁当工場で使うようなどでかいものまであったり、調理器具だけじゃなく、働く人の衛生服、長靴からそれを快適に着られるために乾かす機械、できたものを運ぶベルトコンベヤーから検品機から、はては工場自体の設計まで、とにかく「食品」に関わるあらゆる物をあつめてある展示会なのです。


まったく接点のない業界(半導体とか)だと正直行ってもつらいんだけど、食品ならば異業種でもたのしめそー!なぜならワスは食いしん坊だからーーーーッ!(土山しげるの絵でモギュムグしながら)


というわけでウェブから事前登録して(ビックサイトでやってる展示会は、大体事前登録すると入場料がタダになる)いってきまんた!


ビッグサイト行ったことある方はわかるとおもうんだけど、あそこちょう広いんですよ。西館と東館があるんだけど、それを端から端まであるくだけでも20分ぐらいかかっちゃうぐらい広い!


そんな広い空間の中をめいっぱい使ってある展示会だったんだけど、そんなかでもひときわ広いブースといいにおいでめだってたのが「レオン自動機-http://www.rheon.com/」っていう会社のブースでした。
どうやらパンとか和菓子をつくる機械つくってる会社みたいだったんだけど、その和菓子の「あんこを包む機械」の名前が「火星人(R)」…。エンジニアのネーミングセンスはほんとに不思議だよ…。


ほんで、火星人(R)にはいろんなオプションをつけることでさまざまな和菓子を作ることが出来るんだけどそのうちのひとつ「最中用ターンテーブル」の説明文、「火星人(R)に接続して最中が生産できます」て。




シュール!ていうか火星人のイメージが昭和ですみません…(アライくんを笑えない)



そのほか中華まんに手作り風のヒダをつけたりもできるんだ!(火星人(R)の成型オプション-http://www.rheon.com/product_b_options.htm)すごいぞ火星人(R)!!まあ実物はぜんぜんこんなんじゃありませんけど。




それからまたぶらぶらしてて、ヘルシー&エコロジーな揚げもの機にホー!となったり。


たまご割り機ってもっといい方法で割ってるのかと思ってたよ!



そんなかんじでぶらぶらしてたら、なんかにわかにあま〜いスメルがしてきたのでなんじゃなんじゃと吸い寄せられて見るに、自動どらやき機なる代物が!




あのー、みなさん工場でどらやきってどうやってできてるか知っていますか?
ワスは考えたこともありませんでした!


でもさ、よくわかんないけど、最先端技術を自慢するための展示会で大々的にアピールしてるぐらいだから、

ナノテクとかよくわからんそういうので機械的に作られるんだろうなーって思いながらみにいったら、




がっしゃんがっしゃん うおー!

めっちゃわかりやすい工程だーーーー!


なにぶん資料ももらってこなかったし、メーカー名もメモりそこねちゃったもんで、間違ってるかもしれないんだけど…おぼえてるかぎり大体こんなかんじだった!


機械でつくってるっていっても、やることって人間がやることとそんなに違いはないのなー!
もっとメカメカしいのかとおもってた…




ほんでもって、まじでおーすげーーー!っておもったのが、そのとなりに「全」自動どらやき機っていうのがあったんだよ。


全自動というぐらいだから無人で稼働するんだけど、さっきの図でいうと(4)の「フタになるほうをひっくり返して載せる」っていう行程を機械でやらなくちゃいけないじゃないですか。


これが素人考えだと、人間の手とおなじようにロボットのアームかなんかを取り付けて、
蓋をもちあげる>アームを回転させてひっくりがえす>本体に乗せる
っていうふうにすればいいのかなーっておもってしまうじゃないですか。

ただワスは現物をみてふるえたね!”アームを回転させてひっくりがえす”この作業、もっと簡単にやることができるんです。どうやると思いますか!?




正解は


蓋のほうを流すほうのベルトコンベヤに段差をつくって、ちょうどひっくりかえるように落としてた

ちょっとわかりづらいけど、こんなかんじ


オイオイオイこの会社一休か孔明でもいんのかーーーー!ゲエーーー!
これならひっくりかえす手間もかかんないし、ラインの流れが止まることもない!ひっくりがえすための時間をとられることもない!なんというくふう…!


さっきのどらやきの行程を見て、食品っていうおいしさだとか、安全だとか、いろんなことに気を使わなくてはいけないものを生産するときには、どうしてもやってることはアナログなことに近くなってしまうのかもしれないなー、なんておもってたけど、機械のなかにはそれこそ技術じゃおっつかないような工夫がこめられているんだなー!!!とおもってちょうホクホクしました!!!!最先端っていうのは技術だけじゃない!知恵とくふうもいっぱいこめられてたー!




あとなんかウフーってなったのが「鈴茂器工http://www.suzumo.co.jp/」っていう、お寿司やおにぎりをつくる機械メーカーとこに展示してあった
「寿司・おむすび兼用!おひつ型ロボット!!SSG-GTO!!!!」
ズギャーン!おひつ!meetsロボット!ふるきよきものと最先端技術、いったいどんなマリアージュかましてるのかとおもいきや



ふつうのおひつだーーーーっ!

いやいや、ちゃんと中身はロボットなんだけど(公式サイトで動画も見られるよ!)!
お店にあっても違和感ないデザインにしてあるわけだから、どっこもおかしいことないんだけど「おひつ」feat.「ロボット」っていう単語の組み合わせの文字ヅラが、なんか小学生が考えたおもしろ超人みたいでおもしろいじゃない。おもしろくないすか。そすか。スンマセーン。ヘケーッシュ!


そんなこんなで、12日までの展示会を12日にご紹介するのもどうなのってかんじなんですけど、FOOMAに限らずビッグサイトではこういう面白い展示会をしょっちゅうやっているので、ひまをもてあましてる方は行ってみると面白いと思います!!!!!!!おわり!!!!!!!!