#湯楽城の縁日

※ 一応書いとくけど、別に主催側としがらみもないし、もちろん金ももらってない(くれるならもらいま~~~す)

参加して体験としておもろかったのでイベントには概ね満足している。
12,400円という値段の分はしっかり楽しかったな~という上で、情報がとにかく足りずに戸惑った部分が多かったのがめちゃくちゃ勿体なかったというのが正直な感想。

全体的に案内含む情報が不足していたのは確かで、ただでさえ導線がややこしい湯楽城のさらにイベント仕様なのにどうすればいいの?ってなる場面もしばしばあったのは落ち度といっていいと思う。
このイベントは次回開催がすでに決まっているので、そのときに参考にしてもらえれば次に参加する人にとってよりよくなるかな~~ということで気になったことなどを書き残すことにします。

①我々
中年夫婦2人で参加。
湯楽城にはオープンから「ヤバみ」をひしひし感じており、そのうちLCC早朝・深夜便を利用するときに行くこともあるだろうと思いながらもコロナ渦でそんな機会もなくなっており、忘れかけていたところに夫に「こんなのあるけど行かない?」と誘われたので参加。
サウナは夫婦共々もたしなむ程度なので主目的ではないが、でかい水風呂は楽しみにしていた。

②ホテル
スタッフの皆さんは丁寧で親切だったので全く不満はないけど、いかんせん設備は古め。
自分は事前にウェブサイトやら口コミやらを見て解っていたし、清潔ではあるのでまあこんなもんかなというところだったけど、部屋のトイレにウォシュレットもないので気になる人は気になっただろうな~。20年前のビジホについてた老婆のため息みたいなドライヤー(壁についてるやつ)現役でわろてもた。マジかよ。

プール・ジムは使用できる時間帯が10時~20時に制限されていて寝る前や朝食前、チェックアウトの前にひと泳ぎ、みたいなことができなくなっている。場所もかなり奥まったところで、ここは進んでもいいのか…?と不安になる先にある。
プール用のタオルはリネンワゴンにどさっと入っているのを勝手に持っていく方式なのは気楽でよかった。
(これはホテルの落ち度じゃないけどジムで狂ったように騒いでる男性の集団がいて、こいつらどうかしてるなと思った。)


③食事
これはね~~~~~~~これはですよ。
ホテルの宿泊プランについている朝食&夕食ビュッフェとは違う、このツアー用のバイキングです。

わたしは、このホテルが出してる週末泊の朝夕食ビュッフェ付のプランが一人1万円なところに企画会社が2社入って1万2千円にするには食事を削るしかないよな~と予想していた(とはいえワンチャン期待はしていた)のでノーダメージだったけど、事前にホテルのバイキングプランとか見て夢膨らませてた人はがっかりしただろうなーと思う。
以前、別のツアーでこういうことがあったときには事前のツアー内容告知に「バイキングは当ツアーだけのオリジナルメニューです」って書いてあったので、そういうのがあったらまだましだったのかも。

あと、親子連れ中心のツアーなのに子供向けのメニュー(山盛りのポテトなど)がないので大丈夫か?と勝手に心配をしてしまった。

どれもおいしいのはおいしいんだけど、これ!というもの(たとえばローストビーフとか、焼いてくれるオムレツとかそういうやつ)がない、1週目で満足する感じだったので「食べたいものばっかりでお腹がおいつかないよお〜〜!!」というビュッフェならではのジョイは少なかったよね……。
あと、ハロウィンシーズン向けなのか、よくわからない珍妙な音楽がかかっていたのもわけわからくてニヤニヤしました。
スタッフさんたちはみんな感じよかったです。

④湯楽城
初日、食後に試しに行ってみたんだけど
【良かった点】
 ・噴水ショーの容赦なさがおもろい
 ・バカが作ったのかよっていうウソの日本観おもろい
 ・サウナにマットがいっぱいあって良かった
【良くなかった点】
 ・寝湯や電気風呂はともかくジェットバスすらなく、風呂自体にはまったくエンタメ性がない
 ・貸し切りじゃなくてもぜんぜん空いてる
 ・導線が意味不明
 ・どこが店で何があるのかがよくわからない
 ・サウナが狭い
 ・露天に椅子やベンチがぼちぼちあるのはいいし、こんこんとお湯がわいてる小さい井戸みたいなやつを設置しておいてまで何故にお湯をながす手桶を置かないんだよ

と、風呂自体にはほとんど良さが感じられなかったので「あっ、これ初回以外おもんないところだな」という気配をビシバシ感じた。
成田空港利用の宿泊場としてならともかく、ここメインで遊びに来るのはきついというのが正直な感想なので、ここで風呂とサウナがメインのイベントをやって大丈夫か?と若干の不安が募る。

⑤イベント
④の通り、イベントを楽しむハードルが下がりまくっており「サッと入ってサッと帰るか……」という気持ちで臨んだのだが、なかなかどうして2時間ぐらいはエンジョイしたのだった。
風呂施設へはおおむね夫と行くんだけど、当然女湯と男湯それぞれで過ごすことになるので、風呂で一緒に過ごしているという状況がまず思っていたよりも新鮮だった。
日頃しゃべるときはスマホやらテレビをやりながら、みたいなことが多いので見たものや感じたものをそのまま話してワハハ、みたいなことをやるのおもしろ!
うちだけじゃなく、露天に入っていた時にパパさんママさん何かと戦い続けている男児(水を飛ばしたり大声を出したり迷惑なことはしてないのでこちらも元気だな~と楽しく見た)の3人組がいたんだけど、「お風呂屋さんでだといつもこんなに元気なの?パパ大変でしょ?」「今日はママがいるからテンション上がってるんじゃないかな?いつもは行儀いいよ!」みたいな会話をしていて、たったこれだけの会話だけど、この時に家族それぞれが得たもののことを考えて、ちょっとじーんときたりしてしまった。

水着を着ての混浴施設は豊島園やらユネッサンやら結構あるけど、そのどことも違っていて、普通の温泉施設でそれぞれある程度迷惑かけあうことを承知で、というイベントは参加する方は気楽でよかったし、体験としてもかなり面白かったので諸々ブラッシュアップしていったらいいイベントになっていくんじゃないかな?と思った。

と、良かった点もあるものの、全体的に説明不足だったところは否めなくてですね。

まず、受付をした後に全く説明がない。
風呂に入るまででいうと、

イベントじゃない通常時は
①最初の更衣室で浴衣に着替える
②レストランゾーンで遊びつつ風呂に向かう
③男湯or女湯の更衣室で浴衣を脱いでロッカーにしまう
④風呂に入る

なんだけど、混浴イベントで風呂の更衣室が使えないため、
①最初の更衣室で水着に着替え、浴衣を羽織る
②レストランゾーンで遊びつつ風呂に向かう
③男湯or女湯好きな方の更衣室に浴衣を脱いでロッカーにしまう
④水着で男湯・女湯に入る(行き来自由)

となるのに、この説明が一切ないのがそもそもめちゃくちゃな混乱を生んでいて、男湯ロッカーでチンチンだしてるキッズに出くわしてギャッとなったり、女湯の前でこれ入っていいのかな???ってためらってる男性がいたりした。
受付のところに「次の更衣室で水着にお着換えください(気になる方は上から浴衣をご着用ください)」
お風呂の入口に「本日は貸し切り混浴イベントです。男湯・女湯行き来自由ですので、お好きな方のロッカーをお使いください。」みたいな看板があったらわかりやすかったんじゃないかな?段ボールでもいいから……。

もっといえば、風呂に入った後に最初の更衣室まで戻るとき、びっしゃびしゃのまま移動することを余儀なくされるのはしょうがないとしても申し訳なさがすごかったので「更衣室までは濡れた水着のままで移動しても大丈夫」とどこかで書いてもらえていたら気が楽だったかも。
縁日ゾーンから更衣室に戻るときに施設の順路通りに行くとふかふかのじゅうたん(プリクラとかあるところ)を通ることになってしまうので、この時ばかりは普段は逆行禁止の足湯を通ってOKの案内をしてほしかった。

説明不足だったのは男湯・女湯の違いについてもで、男湯はお風呂におもちゃがうかべてあったりする子供向けエンジョイゾーン、女湯は熱波が受けられる大人ゾーン。というのをわたしはたまたま他の人に説明しているのを横で聞いたので把握できていたけど、それも立て看板かなんかに書きましょうや……。

今回はファミリー向けのツアーであることをアピールされているからゴリゴリのサウナーがいたのかは謎だけども、そもそもサウナが狭いうえ熱波の回数が限られているのでJAL熱波(JAL熱波?)を受けるためには行列に並ぶ必要があったのでそれ目的で来た人は物足りなかったかもな~、みたいなことを勝手に心配してしまった。

今回のウリのひとつ、小さい常設の水風呂とは別に大きいお風呂を水風呂にしてあるところはキンキンの水風呂がにがてなわたしにはちょうどいいぬるさでよかったけど、おもちゃがいっぱい入っているから子供がずっとそこで遊び続けていて風邪ひきゃしないかってこともちょっと心配にはなったなー。これも他人の勝手な心配だけども…。

あと、施設としては営業時間前だからレストランが開いていないものと思っていたらご飯を食べている人がいて「やってるんじゃん!」って気づいたり、岩盤浴の入口に使用時間が書いてあったので使えないものかと思っていたら実は使えていたりと、もうぐっちゃぐちゃになっていたのが残念だった。
その辺事前に案内されていたら岩盤浴もやりたかったし甘味も食べたかったよ~!



なんか書き出したら色々出てきたけど、個人的にはイベント自体は楽しかったし満足したので、もったいなかったなーと思ったところを活かしてもらえたら次の回の方がハッピーになるんじゃないかと思った次第です。
あと、イベントにいらしたホテル、湯楽城、運営関係のスタッフさんたちには一切嫌な思いをしなかったので、なんか報われてほしいなーって思ってます。

おわり