2026年のゴールデンウィークにジョージア・バトゥミに行ったのですが、乗継地で2泊したカザフスタン・アルマトイ(Almaty・アルマティ)がめーちゃ楽しかったです。
中でもバカデカサウナ施設・アラサンについてはあまりに良すぎたので先に緊急でブログを回したのですが、
その他も「めちゃおもろ」と「ウマすぎワロタ」が満載だったので、いろいろ書いておすすめしたいと思います。 よしなに……。

もくじ!
まあ、カザフスタンといわれても、って方に向けて改めてざっくり書きますと、いわゆる中央アジア。乙嫁語りのあのへんの完全内陸国です。
ざっくりいうとロシアの下、中国の左上の端っこらへんと接してるとこ。アルマトイは1997年というつい最近までその旧首都だった都市。ソ連時代に政府肝いりで社会主義の理想シティを作るべく相当ガチの都市設計をして作られただけあってめちゃくちゃきれいな街です。

カザフスタンの歴史やその政治・経済はかなり複雑で面白いのですが、書き出すとキリがないのでキーワードだけでいうと、「遊牧民のルーツと文化」「そこに溶け込んだロシア」「ソヴィエト連邦~~~ッ!」という感じ。
あと、今世界で栽培されているりんごのルーツをたどるとアルマトイの原種にたどり着くという、りんごのふるさとでもあるらしい。リンゴつながりで青森市と姉妹都市だったりするかな?と思って調べてみましたが全然そんなことはなかったです。
そんなカザフスタンはアルマトイ、郊外の大自然がすばらしいのはもちろんのこと、街中だけで言うても美しい木造教会、爆笑するほどでかいオブジェがある公園、ソ連時代のイカし倒してる形の建築物たち、頂上になぜかビートルズがナカヨシしてる銅像があるロープウェイなどなど、いわゆる定番化している観光名所もあるにはある。……のですが、そんなところに行ってる場合じゃあない!!!!!!!!!!!ここにはとんでもねえ爆裂巨大ローカル商店街が…………存在する!!!!!!!!!!それが……バラホルカだッ!!!!
バラホルカ(超絶巨大バザール集合体)
まずもってこのバラホルカ(Барахолка / Barakholka)というのは蚤の市、とか、ガラクタ市、みたいな意味の言葉らしいんですね。「バラホルカ」という名前の土地とかお店があるわけじゃなくて、「あの~ほら、いろいろ売ってるあの辺……」みたいなニュアンスの呼ばれ方みたい。
小さいサイズのお店の集合体である商店街がさらに集合している駐車場付きの巨大バザールが郊外の幹線道路沿いに続いているそんな場所、と考えてもらうと良い。
で、ここの何がすごいかというとその規模。道路沿いに続いている、と書きましたがその続いている長さがなんと7.5km分ある。東京でいうと、大体池袋駅から明治通り沿いに渋谷駅まで歩く間、びっっしりと奥行きがありなんなら階層を持った商店街の集合体が続いてると思ってください。たまんねえだろ……!!!!
もちろん、価格帯も街中のショッピングモールやスーパーよりもずっと安い地元民価格。
そんなバカデカ超巨大商店街的バザール群で何を売っているのかというと、そりゃもうここで生きるのに必要な衣食住の全部があるのです。
そんなの激アツすぎるから全部見たいんだけど、なんせ広いから最低1週間くらいはかかりそうだし、なんなら売ってるものも中国からの輸入品が多かったりするので、「ほな……アリエクでええかぁ!」となるのも確か。まあそんなものを見るのも面白いんだけど、旅行の期間と体力には限りがあるのでね……。
というわけで、私は今回「カザフスタンならではのもの」を求めて「生活と冠婚葬祭」にまつわるものを売ってるバザールに焦点を絞ることにしました。数あるバザールをいろいろと検索して検討した結果「アルラン」というところを見に行ってみたらこ~れがもう、最高だったんだな~!この最高さは見てもらった方が早い。







良い!!良すぎる!!!伝統と手仕事コーナー大好物!!!このへんはめでたいパーティーにつかういろいろなのかな!?かごがとにかくいっぱいあって、パーティーのときにおやつを入れたりする?らしい。


このへんはばぶちゃんが歩き出したころにやるトゥサウ・ケス(Тұсау кесу・日本の「選び取り」とほぼ同じ)という儀式に使ういろいろなアイテムなどが満載のお店。かわいすぎる。だれかぁ!赤ちゃんいないのか!?贈りたい!いやいなくてもいい、猫ちゃんを乗せたりして愛でたい……!

ゆりかごもめちゃいい~!!これも猫ちゃんが好きそう。
上に渡っている棒は、ここを持って室内外を移動しやすくするためかな?とおもってたんだけど、遊牧民のくらしで馬移動の際に安定して固定するためのものなんだって。スケール違ったわ。すげー!!!上に出っ張ってるパーツは布をかけて保温したり、日陰を作ったりするためのものらしい。

ちなみに、次の写真見るとわかるけど床板に穴が開いてるでしょ。これは、あかちゃんのおまた部分にパーツをとりつけて、おしっこうんちが下にセットした壺に落ちる形になってるんだって。
なんでかというと、遊牧民のくらしでは水が貴重だからおむつをじゃぶじゃぶあらうようなことができなかったんですね。つまりこれは……暮らしが作ったデザインなんだ!!こういうのを見に来たんだよ!!!興奮!!!!

このへんは正装というかおめかし着なんかな。バチイケすぎてる。刺繍って良い… …!しかしカザフスタンだといつ着るんだろ。幼稚園の入学式とかないだろうし結婚式とかかな?


逆に、このへんはもっとカジュアルな感じとかおうちで着るやつなのかな。
うちのおじが「家で着る用の、はんてんより薄手の羽織物が欲し~い♡」って言ってたのでお土産に買ったんだけど、お店の人にそう言ったら「あんたね、これは女の人向け!この店はレディースのショップヨォ~~!!」と言っていましたが、まあうちのおじさんはOLみたいなおじさんなのでニェット・プラロブリェ~ム(No probrem)でしょう。


とまあ、時間が十分に取れない中で見たものの中でもほんの一部をご紹介したわけなんですが、歩いているうちにここは家庭用品、ここはスニーカー、ここは食器類……とエリアが変わっていくのが面白くて本当に飽きない!並んでいるものを眺めながら、大胆にフルーツがあしらわれたテーブルクロスの柄に、ダイニングの椅子に着けるカバーに、ふかふかのスリッパに……ここでの生活・人生のありようを感じてジ~ンときてしまいました。
見ていたら中国だけでなくトルコからの輸入品も多かったので、毛糸探しがはかどりそう。手芸関係はもっとアルマトイ寄りのバイサットというところの方が強いらしい?のでそっちも行ってみたかったな~!
ちなみに、トイレは有料なので小銭を持っていきましょう。たぶんほかのバザールもそうだと思う。気軽な飲食店もたくさんあるのでおなかの心配もしなくていいです。

海外で市場やスーパーを覗くのが好きな人は絶対楽しめるスポットだと思いますので、ぜひ行ってみてください。
ちなみに、わたしは迂闊にも一番混んでいるという噂の日曜日に訪問してしまいました。シェアライド(Yandex GO)で来て、バス(エグ混み)で帰りましたが、道路は海老名ICより混んでるしバスは埼京線より混んでました。地獄!まあでもそれもおもろかったので良しです。
必ずまた来て、次はガチの「バラホルカ全部見る」をやってみたいと思います。
バラホルカ以外にも楽しかったところやおいしかったものいろいろ書いちゃお!
Nomad Bazaar(グリーンバザール2階)[おみやげ・軽食]
市内の定番スポット、グリーンバザールはもう当然全員行くと思うので特にいろいろは書かないんですが、2階のここがめちゃいいので絶対お見逃しなく。
グリーンバザールの建物はちょっと変わった作りになっていて、2階が1フロアになっていなくて、外周通路と4つある店舗、それぞれが違う階段で独立してるんですね。

その店舗のうちの一つで、カザフスタンのハンドメイド商品をはじめいろいろなものの販売と、カフェになっています。おいてあるものがお土産にちょうど良すぎる。ちゃんとご当地感ありつつ、パッケージがしっかりかわいいものって結構ないんよねえ~。ここには大きいのから小さいの、ちょっとしたおやつからフェルトや皮のしっかりした製品までそろってます。
あと、ありがてえのが値札が付いてる明朗会計!下のバザールはついてないからある程度相場調査&交渉しないといけないのがちょっと大変だから…。



わたしはここで個包装のパスティラ(пастила・フルーツ果汁を平たいシート状にした健康おやつ)をいくつか買って配りました。個包装のものはここでしか見なかったし好評だったのでうれしい。
あと、飲食スペースも現地感&おしゃれで居心地よきです。お値段はちょっとお高めですがその価値は十分ある。私は見学だけさせてもらったんだけど、眼下に市場の喧騒を見ながら、現地ごはんを食べてゆっくりお茶なんて最高だよ……!


もっと現地感が欲しければ、入り口寄りにあるほうの2階もおすすめ。ローカルおじが次々にやってきてはお茶をしばいて帰っていってて最高です。

Tagam(Тагам)[気軽なレストランチェーン]
けっこうあちこちにあるめっちゃカジュアルなレストランチェーン。
入口でトレイをとって、並んでいる料理を店員さんによそってもらう形式だけど、指差しでいけるのでハードルは全然高くないです。

出来立てを提供というわけではないのでお料理はアッツアツではないんだけど、店内にレンジがあるのでセルフであっためも可能。

味はしっかりとおいしいしお手頃価格。


お茶から主食、軽食からおやつまでラインナップも豊富!がっつり行きたいときもお茶とスープだけで軽く済ませたいときも、たべたいものをたべたいだけ選べるので助かる~~!!しかも24時間営業で最強!!!日本に来てくれ~~!!!
Meloman(МЕЛОМАН)[書店]
24時間営業の本屋さん。本屋さんだけどゲームやご当地雑貨などもあります。ロシア語翻訳版の日本の漫画もあるので覗くと楽しい。有名どころはハードカバーで出版されてるけど、その分お高いのでロシア語圏のワンピファンは単行本集めるの大変だ…。





隣にユビレイニ(Юбилейный)というこちらも24時間営業の高級スーパー(お高い)もあるので、併せてどうぞ!!この周辺はアラサンやアルバワインの飲み比べができるショップなども集中してるので、来る機会は多いと思います。
【スーパーでおいしかったり良かったいろいろ】
プロンビール(Пломбир)のアイスクリーム
ふつ~~にスーパーで買えるアイスクリームをマジで試してほしい。袋のどこかに「Пломбир」と書いてあるやつ!!!


このプロンビール(Пломбир)というのは、メーカーとか商品名じゃなくて、アイスクリームの品質規格らしいんよ(あくまでカザフスタン内ではの話)。乳脂肪率とかいろいろ厳しい基準が定められてて、それを満たす者だけが得られる称号、それがПломбир……!
これがまあ~~~おいしい。濃厚だけど口の中で嫌な残り方をせず、乳の甘みがふぁ~っと消えていくんだよお……。シンプルな良い材料を120%活かすために作ったアイスクリーム!!という感じ。


アイスに限らず、アルマトイでは「めちゃ良い材料に最低限だけ手を加えて出して来たと思しきものが異常においしい」ということがちょいちょいあったのが本当にすごかった。農パワー。その象徴として是非ご賞味ください。

お茶類
お茶文化圏なのでお茶がとにかく強い。フレッシュなフルーツやハーブをミックスしたお茶も一般的みたいで、でっけえポットでマターリお茶してる様子をあちこちで見ました。
スーパーのお茶コーナーもめっちゃ充実してて、紅茶ベース、緑茶ベース、ノンカフェインのハーブティーなどなど、よりどりみどりでうれしい悲鳴。まあ、ほとんどがロシアからの輸入品なんだけどどれも香りが良くておいしいんだこれが……。

大体箱にむき身のティーバッグがどっさり入ってるものが多いのですが、個包装もあります。バラマキみやげにいいかなとおもったけど、まあでもロシアのお土産になっちゃうか。
フルーツ系の飲み物
私は人口甘味料のアンチなんですけどォ……。スーパーで買えるカザフスタンのメーカーの飲み物がとにかくどれもおいしかったです。カロリーがそんなに高いわけでもない=すごく甘いわけでもないのに自然なあっさりとした甘さの自然なフルーツ感を活かしているというか。このへんはなかなか輸入されてこないと思うので、ぜひお試しいただきたい!


ご当地系伝統食
どのスーパーでもご当地伝統食のコーナーは充実していて、馬乳を発酵させたクミス、ラクダ乳を発酵させたシュバット、無糖の飲むヨーグルトのアイラン、それを塩味にしたタンなどなど……豊富にチャレンジできるのでぜひためしてみてください。



保存食系(加工肉やチーズ)
あとやっぱ加工肉やチーズなどの保存食コーナーが強い。強すぎる。ホテル泊もいいけど、キッチン付きのエアビーもかなりお手頃価格なので自炊旅もめちゃくちゃありだと思います。


まとめ
というわけで、たったまる2日間のカザフスタン・アルマトイの滞在でしたが本当にめちゃくちゃ面白かった!!!!余りに長文になるので削ったけど、街中にあるいろんな装飾、家やホテルのソヴィエト造り、あった人たちのこと、軽トラブルのことなどなどいっぱいかきたかったことがあるんだよお!!
現状では日本からちょいと行きにくいですが、成田からの直行便ができればかなりアクセスも良くなるし、行く人も増えそう。私も、主目的だったアラサン・バラホルカ・日本人墓地へのお参り(じいちゃんがシベリア抑留されてたので他人事とは思えなかった)はできたものの、行き逃した場所、やり逃したこと、もう一度ゆっくりと訪問したいところがたーーーくさんあるし、また必ず時間をとって主目的地として行くと思います。
次は首都である近未来建築都市・アスタナ(黒川紀章が都市計画からがっつりやってる)もぜひ見て見たいところ。
そして、ここまでの写真をみて解ると思うんだけど……お店の陳列がどこも異常にきれいなんだよ!!!

国民性なのか?おもてなしとしての整理整頓があるのか、そもそもめっちゃきっちりした気質なのか。ぜひ現地の人たちとお話ししてこの国の人たちがどんな人たちなのかをもっと知りたい。この国の面白さをもっと見てみたいな、と思えた2日間でした。
このあと滞在したジョージア・バトゥミも大変面白かったので元気があったらまた書きます!またね~~~!!!
おまけ
アルマトイでツアーガイドをしてらっしゃる人のウェブサイトがとにかく最高なので見てほしい。街で見かけたいろいろを収集している、街歩きが趣味の人には最高のサイトです。次はこの人にガイドもお願いしたい。激烈おすすめ!