台湾2023(旅行のメモ編)

なんかもういろいろあって、ワーッとなったので突発的に台湾に行ってきました。

■今回の旅のおとも・コロッケのアクスタ(フチの線なんて消しゴムマジックで消してやるのさッ!)

 

もくじ

 

LCCPeachに早朝5:55 羽田発台北行き、夜21:25 台北発羽田行きという便があるんで、これを土日で使えば一泊二日滞在時間長めで弾丸旅行が可能というわけです。なんせ便利な羽田発着だし。

 

久々の海外旅行、GWに行かれる人も多そうなので、2023年4月現在のコロナ渦後の台湾旅行いまどうなってんの的なことやこれ便利よ〜的なことをとりあえず書き残しとこ~と思ったので書きます。

 

【コロナの影響】

2019年ベトナムぶりの海外なので、コロナ渦中の海外旅行状況がどうだったのかはわからないんですが、感染対策由来の制限はもうほぼなくなったのかなという感じです。

ワクチンを順当に打っていればぜーんぜんひっかかることない。入出国時のPCR検査や陰性証明、検査キットによる自己チェックなども一切なし。

というか、日本の出国時にはワクチン接種記録の確認すらなかったような…。

 

唯一、帰りの日本入国時にはVisitJapanというサイトに登録が必要なくらい。(4月末現在ではこれも不要になりましたが以下情報として一応残しておきます!)

主にワクチン接種証明情報の紐づけと、「携帯品・別送品申告書」のオンライン申請ができます。

というか、この接種証明の紐づけを出国6時間前までにしないといけなくて「やらないと入国時に大変面倒なことになるぞ」みたいな脅し文句が書いてあるんですが、わたしは案の定完全に忘れておりやっべ~~~~~~~~~でした。でも結局日本では見せるタイミングなかったです。何だったんだよ。

一度だけ、台北空港のPeachのチェックインカウンターで見せて~て言われたのですが、忘れた~って言ってアプリの接種証明書を見せたら全然大丈夫でした。まじで何だったんだよ。

(でも、ちょうどきのうの2023/4/26に登録をしてないため出国できなかった人がニュースになってたりもしたのでやっといたほうがいいのは間違いない。)

 

町中は日本とほぼ変わらない状況です。

台湾でもマスク着用は自己判断になったらしいですが、地元の人はほとんどの人が屋外でもマスク付けてる印象。つけてない人もまあまあいるなーって感じ。

お店には大体「マスクしてね」って貼り紙があるし、まあつけてれば問題になることもないんじゃないでしょうか。

 

【入出国】

電子化で手続き自体はか~~なりスムーズになってる。

台湾への入国カードもオンラインになりました。検索すれば書き方説明してるサイトいっぱいあるので行く前にとっとと済ませとくと吉です。(びっくりするほどそっけない登録完了メールが来る。)

 

日本入国時に書かされてた「携帯品・別送品申告書」もVisitJapanでオンライン作成→QR提示になったので、事前にすませておくと機内でなんか書いたりすることもなくなるのでおすすめ。これはマジで最高。サンキューテクノロジー

 

ちなみに、私は行き帰り深夜・早朝便なので手続き関係はすべて爆速でしたが、羽田の出国ゲートが日中はか~なり込み合うみたいです。ツイッターで検索したら2時間前着でも怪しいとか書いてる人もいるよ~。マジかぁ…。

GW朝とかはマ〜ジでやばそうなので、ぜひ混みあう時期はお時間に余裕をもって……。

 

【交通・Youbike】

町中どこにでもあるレンタルサイクル。いつのまにか2.0にバージョンアップして、古い方が1.0という呼び名になってます。

ちなみに台北ではすべて2.0になっていて、借りるのがハチャメチャに簡単になりました。

昔は台湾の電話番号と悠遊カードが必要だったんだけど、いまはアプリとクレジットカードがあれば5日間の短期会員になれるので楽ちん。

 ★こちらが詳しい(https://taiwan-wind.com/info-2022120401/

あと、googleMapで「youbike 2.0」と検索するとポートが表示されるので、ポート間移動するのにマジで便利です。(なぜか「閉業」表示になってるとこあるけど普通に使える)。私はこういうスマホホルダー

https://www.yodobashi.com/product/100000001007169573/

を持って行って、くっつけて使ってました。

 

ただまあ、旅行って地味に疲れてるし、道もあぶねえし、タクシーじゃんじゃん乗ったほうがストレスないよな~~とは思います。人数割したら安いし。一人旅か元気な人向けよね~~。

ちなみに桃園市は旧バージョンの1.0しか運用がなかったり、混在してるところもあるので、市外に出る人はいろいろ調べていった方がいいと思います。

わたしは桃園市~新台市~台北をうろついたのでいにしえの電話番号+悠遊カード登録スタイルで乗り回しました。

 

【交通・Uber

イーツじゃない方のウーバー!(配車アプリって書いてあるほう)

海外でこれのあるなしでは移動の快適さが段違い。もちろん台湾でも使えます。私はもともとアカウントを持ってましたが、日本でダウンロード&登録しておければ台湾でもそのまま使えるみたい。

アプリも日本語なのでストレスなく使えると思います。行きたいところと迎車地(大体GPSで現在地が示される)を地図で指定するだけ!だいたいいくらくらいかかるのかも事前に確認できます。

アプリ上でクレカ支払いできるのでお財布を出さなくていいし、現地通貨が少ないときでもオッケー!

海外タクシーにありがちな行先地をどう伝えればいいんだ問題&ぼったくり問題(これは台湾ではあまりなさそうだけど)&女ひとりでタクシー乗るの怖い問題(これもまあない)が解決するので最高。

 

【お金関係】

台北のめぼしいところは大体VISA/MASTER/JCBのクレジットカードが使えます。たのもし~。でも、使えないところもまあまああるので先にクレカのマークを確認するか聞いた方がいい。

特にタッチ決済がかなり普及してるみたいだったので、googlePayやApplePayにリンクさせておくとコンビニなんかで便利かもしれません。

LINE PAYも結構幅を利かせてます。なんか夜市でも使えるとこ多いらしい?行ってないのでわからんけど…。

日本のLINE PAYはLINEのクレジットカードしか登録できなくて使い勝手がめちゃくちゃ悪いんですが、使用国を台湾に切り替えるとVISA/MASTER/JCBカードが登録できるようになります。

日本で登録だけしちゃっとけば、現地でピュッと切り替えて普通に使えるので登録だけしとくといいかも。

ラインのここから

こう行って、出てきた画面の日本国旗のところを台湾に変えるのじゃ

 

まあこれはあくまで台北の話で、そこからちょっと離れたところは割と現金主義だったので、市外に出る人は現金多めに持って行った方がいいのはまちがいない。

 

 

【余談 Suica機能付クレジットカードの落とし穴】

今回唯一のトラブル。旅行慣れしてる人は良くやると思うんだけど、ATMからクレカでキャッシング→帰国後一括返済で現地の現金を作る方法あるじゃないですか。

あれ、Suica機能付のクレカ、すなわちビューカードだとできないんっすよぉ~~~~。知らんかった~~~~~!!!言ってよ~~~!!!

私、まさに持って行ったのがスイカ機能付きの2枚だったので、現金がなくなった後にATM使えずに詰みました。トホホ…。

特に、日曜で銀行も郵便局も開いてないから両替できるところが限られており、困ったときの新光三越地下2階サービスカウンターに駆け込んで何とかなりました。あぶね~~~。

日曜の日本円→台湾元への両替、故宮博物院内の郵便局か大手デパート、最悪ホテルという感じみたい。ATM使えるなら絶対そのほうがいい。

 

 

【翻訳アプリ】

結局ほぼ使うことはなかったけど、いざというときに入れとくといいかも。

台湾の言語・中国語(繁体)←→日本語 に設定しておいて、会話翻訳モードにしたらお店の人ぐらいなら大体の意思疎通はできるんじゃないかな……?

メニューやパッケージも、カメラモードで大体何とかなるんじゃないかと思います。

ちなみに、ローカルな店のメニュー表が手元にないような店で注文するときは、張り出してあるメニューの写真をパシャっととって画面指さしながらこれいっこくれ!みたいにするとてっとりばやくていいですよ。

 

 

こんな感じかな~~~~~。

でも正直、何も考えずにパスポートとクレカと1~2万円ぐらい握りしめていけばぜーんぜん何とでもなると思います。

あと、セブンイレブンで売ってるこのジュースがめちゃくちゃうまいのでおすすめです(ハチミツだから赤ん坊NG)。

 

旅行中のスマホはこんな感じでした。勉強のアプリとごっちゃになってますが。

 

【ピーチ早朝深夜便での一泊二日台湾旅行ってどうなの】

・旅程

冒頭ちらっと書いたんだけど、今回の旅程は土日使った一泊二日
LCCPeachで、土曜早朝5:55羽田を出て、日曜の夜21:25に台北から帰る便という、「弾丸旅行やっちくり~!」と言わんばかりのフライト設定です。

というか、この便を使った一泊二日の往復フライトが「弾丸往復運賃」として販売されてたりする。(期間限定&席に限りがありますが、平日なら諸税込みで25,810円で席もまだ全然あるよ)

www.flypeach.com


この旅程の良いところは、土日に収まって有休をつかわなくてもまる2日遊べるところ、あと、それぞれの空港での各手続きが爆速で終わるところも最高。
いま慢性的な人手不足&爆発的旅行ブームで日中の羽田の国際便の手続きにはとにかく時間がかかるらしいのです。JALだかANAの人が「GW中は、出発の4時間前に空港に来たほうがいいですよ」ぐらいのこと言ってたのでて心のIKKOが「ンどんだけ〜☝」かましてたのですが、チェックインから15分ですべてが終わって拍子抜けしました。
悪いところはなんか疲れるところです。朝3時に家を出て、深夜2時に帰ってくるからね………。あと、羽田で出国手続きしたあとめちゃ暇。免税店どころか店が一個も空いてないから……。

 

・空港までのアクセス

私はバイクで行って駐車場に停められるからさほど困らないんだけど自力で行くとなると大変よね。私が思いつく範囲だと今現在選択肢はこんな感じじゃないでしょーか。

  1. 深夜高速バス(一番現実的だけどコロナ渦で運休しまくってる)
  2. 定額タクシー(23区内だと1台15,000円ぐらいで家まで来てくれる。人数いればお得かも)
  3. 終電からor始発まで空港でベンチ寝(普通にやってる人はまあまあいるけど疲れる)
  4. 周辺ホテル泊(快適だけど金がかかる)
  5. 泉天空の湯羽田空港(4,800円+深夜料金4,000円で8,800円。8,800円……?)
  6. 天然温泉 平和島羽田送迎付きプラン(4,500円 休止してたけど最近復活した)

人数、時間、お住まいの場所によっていろいろ変わってくるところではありますが、お金かけたくない一人旅なら鉄板の深夜高速バスが使えない場合に一番バランスいいのは⑥かな……?とりあえず空港の近くまで行っとくことができるのは安心だし。

 

・持ち物

「どうせ明日帰るしな〜」と思うと身軽になれるのがこの旅程のいいところ。最悪現金・スマホ・クレカ・パスポートだけあればいい。着替えもまあユニクロとかあるしさ…。
台北をブラブラするだけならクレカも使えるし現金もそんなにいらんと思います。
LCCならではの注意点としては、基本的に預け入れ荷物はオプションなので機内持ち込み手荷物の重量はめちゃくちゃ厳しくチェックされます
Peachは7kgだけど、持ち込みサイズのスーツケースなんかだとそれ自体が重かったり、パソコンやタブレットを持っていくと割とすぐ引っかかるのでご注意あれ……。

ちなみに今回は重いものを買って帰る予定があったので帰りだけ預入荷物のオプションをつけてました。

これと一眼のカメラ合わせても余裕の3kg。

今回持っていったものはこんな感じ。現地用財布、着替え、パスポート、自撮り棒、メイク道具、使いきりの基礎化粧品セット、自転車用スマホホルダー、充電ケーブル、モバイルバッテリー、水で膨らむタオル、マスク、絆創膏とティッシュ入れたポーチ、ペン、メモ帳兼ふせん、ジップロック何枚か。

ジップロックめっちゃおすすめ。ゴミ箱見つけるまでのゴミ入れとか、水物持ち運ぶ時とかあると安心。あと、レシートとか半券とか雑に放り込んだりできます。

 

・で、実際どうだったの?

悪くない。ま~じでアリアリのアリ・←アリ

ガッツリプランをたてて一泊二日に予定を詰め込むぞ、という旅行というよりは「なんか元気だから週末どっか行きたいな~~」って時の選択肢の一つになる感じ。ぶらっと台北、まじでありですよ。

朝から翌日夕方過ぎまで目一杯時間使えるし、出入国手続きも爆速で終わるので、無駄な時間があまり発生せずに効率的に時間を使えるのは嬉しい!

いうて、いくら一泊二日とはいえ、翌日朝から出社して仕事するのは結構しんどそう。なんせ遅い時間の飛行機って結構遅れるし……。(私はさすがに半休を取りましたが、若かったら空港ベンチで寝て直出社してたと思う)

あと、早朝便の疲れは思ったよりあるので、あまり広範囲に動かずに一つの街に焦点を絞ってゆとりある旅程を組んだり、ホテルに早めにチェックインできるようにして休みたいときに休めるようにしておいた方が良さそう。

特に、台湾は夜市がアツいこともあるので、そこに備えて昼にちょっと休む時間を作るぐらいの方がいいと思う。

今回はとにかく前日ほとんど眠れなくてへろへろ&店開いてなくておなかぺこぺこ&雨という状態でひたすら歩く旅行をスタートしてしまったので、大変コンディションが良くなかった。その上に泊まるホステルのチェックインが18時でなかなか休めないという状況がわりと辛かったのです。楽しかったけど。

朝着→台北に移動して軽くブランチ→ホテルに早めチェックインして軽く昼寝→夕方涼しくなったぐらいから町ブラ~夜市、みたいな感じにしておけば翌日は元気に動けるし雰囲気も楽しめていいんじゃないかな~?どうですかね~~??

 

 

というわけで情報はこんなところです。

一泊二日台湾、まじで「ちょっとそこまで」感覚で気軽に行けて良いですよ。おすすめで~す。

参ったね〜

今回の件、本当にアイマスを好きな気持ちが根本から折れた感覚がある。

 

事実だけ見れば

アイドルマスターSideMのゲームアプリである“サイスタ“がサービスを終了する」

というだけの話である。

しかも、ゲームという形は終わるが、新しい楽曲制作・3DCGのMV、それに連動するストーリー制作はWEBをベースに続いていくとのことで、SideMというコンテンツ自体の終わりを明言されたわけではない。

 

終わるわけじゃないんだから、違う形のものを応援すればいいだけなのは百も承知で、私とてこの決定自体については思うところはあれど、なんの異議もないのだ。

 

じゃあ、何にこんなに打ちひしがれてんだろなと考えると、その発表の仕方なんである。

 

 

話がちょっとずれるんだけど、私がアイマスのどこを好きだったか(悲しいかな過去形)というと、「アイドル」というでっかい存在がてっぺんにあって、それを支える運営という存在があり、その間に我々を「プロデューサー」として入れてくれていた部分なのだ。

 

不思議なもので、その間にある「アイマス時空」とでも言うべき部分に入ると、なんでかはわからないが「愛」とか「夢」とか「情熱」とかの、平素の私であれば「それを別の表現で表すのが芸術ってヤツじゃねーんかよォ〜?!」とかひねくれて小馬鹿にしがちなピュアすぎる言葉で紡がれた歌たちが、ピュアすぎるアイドルたちの生き様が、はちゃめちゃにぶっ刺さってしまうのだ。

 

じゃあそのアイマス時空はどうやって発生していたかというと、アイドルはみんなのことが大好きで、Pはそのアイドルの気持ちを受け取った上でアイドルをもっと輝かせたいという気持ちを返す、その2つがぶつかって発生していたのである。(のである!と言われても…とお思いでしょうが…)

運営はその気持ちのぶつかり合いを発生させる基礎装置であり、どちらかというとPと同じスタンスの、「一緒にアイドルをめいっぱい輝かせたい」というスタンスの仲間だと思っていたんだよな。

事実、この冬に行われたアイマスブランド合同ライブでは「見たかったものを見せてくれた」という意味でかなり運営と心が通った手応えがあったのだ。

 

もちろん実際には、私はプロデューサーではなくてコンテンツのいちユーザーであるからして、お金・時間・リソースを支払っている。

運営や関係者も仕事でやっているんだから実際には「アイマス最悪!!ギギッギッギギ!!(歯ぎしり)!!」と思いながら仕事してた人も中にはいたのかもしれない。

でも、その辺にまるっと「アイマスに関わる人たちはみんなアイマスが大好き」というフィルターを上手にかけてくれていたので、ユーザーである私は「プロデューサー」というロールプレイができていた。

つまりは、なんの恥ずかしげもなくもなく純粋にめーったゃ好きでいさせてくれることこそが私にとってアイマス最高の魅力であったのである。

 

 

というわけで、話はサービス終了の発表のことに戻るわけなんだけど、この知らせは生配信という形を取られた。

画面に3人、アイマスの偉い人ふたりと、サイスタのプロデューサーが神妙な面持ちで並び、淡々とサービス終了のお知らせと今後の展開を話し、期待に添えず申し訳ないと謝罪し、終わった。

 

なんか、急に私を「ユーザー以外の何物でもないもの」にするじゃんって思っちゃったんだよなー。

プロデューサーでいさせてくれよ〜。

この変更はアイドルにとってより良い形をとるためなんだと、前向きな変更なんだと、そういう理由を見つけてくれ〜。永遠の嘘をついてくれ〜。

 

例えばだけどさ、この事実を

「諸々の持つデータを鑑みた結果、現状ではゲームという形ではなくWEBベースにストーリーを展開させていったほうがより良い形でSideMというコンテンツ、つまりはアイドル達の輝きをお届けできると判断した。ゲームを愛してくれた皆さんには力及ばずほんと〜に申し訳なす🍆🙏!」

という形で伝えてくれたら

「まあ、しゃ〜なす🍆やな……円高だしサーバー維持もきついよな、俺たちこれからも一緒に頑張っていこな👏」

って納得できるものではあったと思うんだよ。あくまで私はだけど。

 

ただ、3人の表情や言葉のはしばしから伝わる雰囲気や、ついこの間雑誌のインタビューでサイスタの今後の意気込みを語っていたところから見てもおそらく彼らにとってもかなり不本意でなすすべのないことだったのではないかと思える。

なので、この発表スタイルが精一杯だったのかもしれないし、こんなたられば言ってもしゃーないんだけど…。

矢面に立つ決意をした彼らを責める気持ちにはなれないので、あの場に立たされた彼らをただただ気の毒だと思う。

とくに、サイスタのPは細かいところにまで気を払って良いものを作るぞという気持ちが見えていただけに、初めてユーザーの前に立ってくれる機会をよりによってここにするか?!という怒りの気持ちも湧いた。

 

発表のタイミングも悪かったよ〜。

同じアイマスの別ブランド、シンデレラガールズの新しく始まるアニメの前日である。前日よ。

みんなワクワクしてるところになんで葬式ムードぶっ込んでくるかね?!

アイマスの行事多いし、サイスタのクローズ日も決まってたんだろうから発表の日決めるの難しかっただろうけど、よりによって前日にすることないじゃないか。

ミリオンライブだって、再来週は十周年の大事な大事なライブ、夏にはほんとに念願のアニメの劇場公開だって始まるじゃん。なんで水を差す?!?!

 

合同であんなに「みんな一つのアイマスだよ」てやっといて、みんなに他マスアイドルをそれぞれ好きにさせて、やることがこれなんかい。正気か〜?!?!

 

あと、SideMのアイドルの誕生日。まじでそこは避けてくれ〜朝おめでとう言ってんのよこっちは。めでたくなくなるだろ〜!!

 

なんかもう、公式からは暗〜い発表配信だけが発信されたのみだったのがほんとにショックが大きかった。

 

というか、コラボ商品を作ってたりキャンペーンをやってくれてた企業の方や、外注であるキャラデザイナーさんはじめクリエイターのみなさん、そして一番ダメージでかいであろうキャストのみなさんが「申し訳ない。これからもアイドルの彼らは頑張り続けるから応援してほしい!」ってフォローを入れる始末。

マジで、よりによってこの人らにフォローを入れさすなよ。

 

お前が!!これを言わなきゃいけないんだ!!バンダイナムコ!!

なんかもう、ほんとに、いくらなんでもやり方が下手すぎて信じたくなさすぎるんだけど、これほんとにあの最高の合同ライブをやってくれた人たちなの?!

 

 

アイドルたちは好きだし、アイマスを好きでいられる自分も好き。

でもただ好きでいられる状態ではなくなってしまった。

 

アイドルはまだそこにいるわけなんだから、ここで離れると彼らにいよいよ終わりが来るんだからこれまでと同様応援していかないとコンテンツがいよいよ終るだけなんだっつうう危機感もわかっちゃいる、わかっちゃいるけども、こないだ私にとってSideMを好きな大きな要素であったモバエムがサ終したばかりというところにこの仕打ち、きちぃーよ。

逆境も一緒に超えていけると歌って、私がつらいときに勇気づけてくれていたアイドルに今こそ恩を返すときなのはわかっちゃいる。

だからこそ、これまで一介の社会人主婦にできる範囲ではあるけどコンスタントにそれなりのお金をアプリに落とし続け、すべてのライブに行けるようになんとか都合をつけて、行儀よくい続けて来たことが間違いだったからこんなことになってるのか、という気持ちが頭をよぎることがつらいなー。

 

例えば来年また合同があったとして、素直に楽しめるかって、そりゃー楽しめんよ。

 

一回ちゃんと嫌いになる必要があるのか?と、でも好きなんだよね〜が行き来する、てまちゃんユモレスクよな〜〜。

今後またアイマスを好きになる日が来るかもしれないけど、おそらく以前のように好きにはなれないなと思っているのが今の正直なところ。

でもわかんない。明後日にはやっぱしゅきぃ〜〜〜〜〜ってなってっかも。わかんない。

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(以下2023.5.1追記)

と、いう事を書いて一か月が経ちました。

もう遠い昔みたいだけど、まだ一か月しか経過してないんだな~~~

え~~~~大人の一か月ってもっと爆速じゃなかった?!!?

 

まあこの一か月で心境が何か変わったかというと、な~~~んも変わっていない。

「あ~あ」です。ずっと。「あ~あ……」って思っている。

何かに怒ってるとか、嫌いになったとか、憎いとか、辛いとか、何とかしたいとか、なんかそういうのも全然ないんだよな~。ただ「あ~あ」って感じなのである。毎日「あ~あ」で眠れないよ。

 

Twitterなんかを見てると、他コンテンツや他アイマスと比較して……みたいなこと書いてる人も多いみたいけど、私はそこは全然なんもなくて、ミリオンの10周年ライブもすごくよかったって感想書いてる人がたくさんいてめでたいなぁ~よかったなぁと思うし、シャニの新アプリも嬉しそうな人おおいし、U149もいい感想たくさん見るし、ヴィアライブも前途が輝かしいものであるといいなあと、ほんとに心から思う。

 

この一か月は意図的にアイマス全般からは距離をおいていたんだけど、どうしても自分とアイマスの事をわりと考えてしまってはいて、なんかつくづく、特定のキャラクターが好きだというよりは「アイマス」自体と、その好きが作り出す世界のことが好きだったんだな~ということを思ったりする。

 

このただただ湧き上がる「あ~あ」は何なのか考えると、「あ~あ、SideMは不遇だな」でも、「あ~あ、バンナムってほんと最悪!」でもなくて、やっぱり「あ~あ、私のアイマスって終わっちゃったのかもな〜」なんだと思う。

 

まあ、アイマスにはいい思いばかりさせてもらったし、思い出もたくさんあるし、自分ができることでもっとああすればよかったみたいな悔いはそれほどないのでわたしはここでちょっと一回区切りをつけるかな、という気持ち。

ただ、アイマス好きな人達がこれからもずっと好きでいられたらいいなーとはめちゃくちゃ思う。あと、キャストさんたちも絶対幸せになって欲しいと勝手ながら思っちゃう。

 

あーあ、これからアイマスライブ用に有給使うこともなければ、アイマス用の積立貯金もしなくていいのか~参ったな~ガハハ!とか思うけど、でも嫌いになったわけじゃないんだよな〜みたいなことをグズグズ思ったりもするという。

明日にはやっぱ好きだしなー!つって元通りになってるような気もするし………。ひとまず保留続行です。保留。

 

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(以下2023.6.21追記)

つくづくアイマスやSideMの替わりになるものってないんだな〜と思う毎日です。替わりを探す必要もないのでそのままにしている空の椅子がただある。好きは好きなんだけどなー。

 

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(以下2023.11.13追記)

半年経ったな〜。アイマスに全くお金を使わなくなったのでもっと貯金できるかと思ったけど、いや~できないね!ガハハハ……

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス見た見たの記(未見の人に配慮してないのでネタバレばかりある)

いやーこれは劇場版インターネット。そして劇場版テレフォン人生相談で劇場版OVER THE SUN。


なんちゅうかもっと、おもろアクションバカスカやって世界まるごと救ったりまっせ映画と思ってたんで思ってたんと違うなって面食らったのがまずでかい。
チートもので案外マジに人生模様を描くじゃん!?
「すんごいおーんもしろーい!」というより、「よくできているなー!」って映画だった。

 


いや~~~~ままならないよ、人生は。

そのままならなさの象徴が「アメリカの中国人移民女性」って言うのが今っぽい。
アメリカという(一応)自由と合理性の国で、その価値観で生まれ育った娘と、濃い~ぃ血縁のしがらみや年功序列ゴリゴリの中国の父親という矛盾しまくった存在そのものと生きないといけないんだもんね。

どっちかを捨てられればまだ良かった。
でも捨てられなかった。捨てたくなかったから、めちゃくちゃ頑張ったらなんかギリギリだけどやって来れちゃった。
でも、めちゃくちゃな頑張りって永遠じゃないんだよ~。やっぱり、無理するといつか破綻しちゃうんだよね~~~。グワー!!!!!!!!!辛い!!!!!!!身に覚えがありすぎるだろ~~~~!!!!!「私が頑張らないとどうにもならないんだから頑張るしかないじゃん」で物事の均衡を保とうとしたことが!!!!!
仕事が終わんないから残業するしかないとか、家族が片付けないから掃除を自分がやるしかないとか!!!!!

そんな、あまりにも当たり前だと思われてるからこそ評価につながらない、でも誰かがやるしかない事は世の中にありふれているわけでよ~~~。
子育てしかり、親の介護しかり、生活を金銭的にも物理的にも精神的にも維持することしかり。

 

こんなにもありふれている「がんばり」という題材にそこにエンタメ的なスポットライトが当たることってそうそうなかったのは、あまりにもスカッと解決のしようがないからだよね……。
友達と愚痴言ってても、ほんとに「追々、やりすごすしかないよね」で終わるしかないもんな~。

 

だから、この映画がアカデミー賞にノミネートされまくってるのには結構違和感があるのよ。「誰にでも刺さる」ものではないと思うから。
これがぶっ刺さる人が多いというなら、世のコピー用紙の補充やトイレットペーパーの交換はもっとされているべきじゃん!?!?
(特に、アメリカ人のどこに刺さったんだこれ??っていうのが結構謎だな~と思っている。偏見ですけど…)

 

この話は次元を跨いだでっかい話に見せかけて、実際に描いているのはどこにでもある「家族」の物語なわけで、そのスケール違いの話をきっちりリンクさせてラストに収束させていく話づくりがとにかく上手いんだけど、スケールの大小あるように見えてほんとは同じなんだよな。世界ってつまり自分だから。

 

ただ、結果的にそうなったけどもこの物語はきっと「家族」を描きたかったというよりは、とにかく自分を中心にした最小ユニットの世界の物語の話を描きたかったんじゃないかな?と思うんよな。
エブリンの場合は結果的に「家族」になったけど、人によって「パートナーとの関係」かもしれないし、「学校」「職場」かも。
その、ミニマムな世界・社会のなかで「自分のがんばり」で解決できることには限界があって、次々に起こるやるせないことに対して、「もし私にこんな力があったら」「もしお金がもっとあったら」「もしあの人がこうではなかったら」と思う事はやっぱりあるけれども、そんな数々のifをいうててもしゃーーーないのであるっていう。

 

作中ではその数々のif=「他次元の自分の能力」を得たことで確かに強くはなれる。でも、強くなっても敵はどんどんやってくるわけで……。


じゃあどうしたらいいの、って解決法として「敵を敵じゃなくすのもありよ」という表現し辛過ぎる、かつ実践的すぎるものをお出ししてきたのがすごすぎ。

周りが敵ばかりに見えた時、敵を敵にしてるのは自分なんじゃないかという位置に立ち戻ることはすごく大事なんだよな。
「こいつむかつくことしてくるから敵じゃ~~!」と思う事があっても、「その人は私をむかつかせてやろうと思ってやってるのかな?」と考えると、決してそうではなかったりするもんね。
でも、周りが敵ばかりに見えてしまうほどいっぱいいっぱいの中で感情を抜きににしてフラットに状況を整理するのはとても難しい。
そこで「切羽詰まったときこそ人に優しく」というウェイモンドの戦い方を形からでも実践することが、そのめちゃくちゃいいきっかけになる人も多いんじゃないかな~~。

なんかこういう、自分の小さな世界の治安を上げていくヒントみたいなことって多分すげー大事だし、これで救われる人もたくさんいそうなんだけど、誰かに向けて表現するとどうしても説教くさくなっちゃうし、エンタメのパッケージで表すのほんと~に難しそうなのに、きっちり面白くしたのがすごすぎる。

 

起きることは何もかもハチャメチャだけど、現実もまあとっちらかってハチャメチャみたいなもんだよなみたいな気持ちにもなったりして。

 

正直、観た後は「おもろいけど”隠れた良作!”ぐらいのやつ(まさに同監督の”スイス・アーミー・マン”ぐらいの…)で、アカデミー賞受けまくりってのはちょっと違和感あるぞ……」と思ってたんだけど、翌日になってもこうしてなんか書かないと気が済まなくなってるのはやっぱそういう事なのかもしんない。違うかもしんない。

 

【こっから思ったことつらつら書くコーナー】

・ポスターというかメインビジュアルめちゃくちゃすきなんだけど、伝馬行空ってフレーズすごくかっこよくていいね

・ギャグパートのノリはまあなんかあんまり合わないとこもあった

・衣装どれもいい

・次元超えるトリガーが「やらないことをやる」っていう設定相〜〜〜〜〜当大好き

・今中国語勉強してるから中国語パートも3割位言ってることわかってウオってなった。おもろ。 ムスカの気持ち。

・私の感想というか刺さった部分は本文の通りなんだけど、オスカー取りまくるほど評価されてるのはどこの部分なんだ?と思ってレビュー漁ってたら「セクシーコマンドー映画」って書かれてて笑った。確かに

・海外でも賛否両論なんだな 専門家は概ね好評で、一般レビュアーは「1時間で耐えきれず映画館出た」とか「今まで見た中で最低」とか書いてる人もいる。評価されてるのはざっくりいうと「ひとつのカオスを成立させたこと」とか、「チャレンジングな映画づくり」とかみたいな感じみたい。なるほどなー。でも「あまりに過大評価されてる。評価を見ずに、まず映画を見た方がいい」と書いてる専門家も多いね~。私もそう思う。

バスケ何もわからない者なのに何故か全てをわからせてくれるTHE FIRST SLAM DUNKはとにかくすごい

年末年始バタついていたのがようやく落ち着いてきたので、遅ればせながら見ました。
ド傑作じゃないですか?これ。

 

スラムダンクは本誌で読んでアニメもリアタイで見ていたから大筋は知ってるけど、ちゃんと追っかけていたわけではないから正直ほとんど覚えてない、ぐらいの者です。

まあ湘北の人6人ぐらいは覚えてるから行けるだろ~?ぐらいの気持ちで見に行ったんだけど、め~~~ちゃくちゃ良かった。


喜怒哀楽の「情」を刺激されて感動したというよりは、もっと底から「うおーー!!」とか「わーー!!」とか「がんばれーーー!!」みたいな、あまり映画では出ない部分の「熱」が沸き上がった、という方が近いかも。

わたしはスポーツド素人どころか全く興味ない、やろうとしたこともない、何のルールも知らないという人間だけど、ちゃんと「スポーツの試合を”何がすごいのかわかった上で”めちゃくちゃアツくなって楽しんで見た」という手ごたえがある。なんちゅうか、とにかく、わかりやすいんですTHE FIRST SLAMDUNKは……。

 

わかりやすいといっても、「説明キャラが口頭で説明してくれる」とか、「図説」「別角度でリプレイ」みたいなことは一切ないのよ。
試合がリアルと同じように不可逆な時間の流れに沿って進んでいくだけなのに、めちゃくちゃ「わかる」。
作中、ゴール下にいる赤木が相手チームにめちゃくちゃマークされつつパスを受けてボールを保持するところで、ベンチから見ているチームメイトが「うまい!」っていうシーンがあるんです。
これがマンガだったら「メガネくんが”うまい!”って言ってるんだからなんかうまいことをやったんだろうな ワイにはわからんが……」ぐらいで読み進めると思うんですよ。
でも、THE FIRST SLAMDUNKは、相手が赤木にボールをとらせまいと本気になっているのが「わかる」。なので、ここからボールを受けても保持するのが難しいのも「わかる」。それでも、隙をついてボールを受けた後に体をひねって相手が想定している範囲外にボールの位置を持っていくことで保持する、そのうまさが「わかる」!!!!。
なので、私もメガネくんと一緒に思うわけよ、「うまい!!!!」って。
何がすごいって、このシーン多分10秒もないんですよ。

 

これに限らず、とにかく今ここで何が起きているのかが、バスケのルールすら知らない私にも「わかる」。

試合中にマークされるのってこんなに何もできなくなっちゃうんだ。赤木のダンクって力強いな高校生のレベルじゃないみたいだ。宮城リョータのドリブル速すぎ!三井のシュートって無駄な力が全然入っていないな。

そんな言葉で説明されることのない数々の「わかる」が作中の雰囲気に自分をどんどんシンクロさせていき、まさに観客席にいる人たちのような反応をさせてくれる。「頑張れ!」とか「行け!」とか「入れ…!!」とかいろんな気持ちが次々に沸いてくるのです。
この映画って「映画との一体感への徹底的な仕掛け」の集合体でできている。ほかにないこの作品のすごさって、そこだと思います。

 

BGMが最小限なのもすごく良かったのかな~。
この映画を見るにあたって「映画館で見た方がいいよ」って言われて、正直なんで?って思ってたんだけどマジで映画館で見て良かったです。映像というよりは音。音だわね。体育館に響くドリブルの音とシューズが擦れる音、でかい音で、体に響くスピーカーで聞くの気持ちよかった。こんなにずっと聞いていたくなるとはね。

 

話もかなり内容を絞っていて解りやすかった。

多分原作全く知らない人がいきなり見ても大丈夫だと思います。

今回はリョータを主軸に描かれてはいるけど、えらいもんで湘北メンバーのそれぞれに「リョータ!!!!行け!!!!!」
「ゴリがんばれ!!!こらえてくれ~~!!!」
「流川流川流川流川~~~~!!!!」
「三井…………ィ~~~~~~~!!!」
「ばなみぢ………」
となる場面がしっかりきっかりとある。

試合の終わり際、一人ひとり応援するモノローグの場面をメガネ君が担っていたのもすごくよかった……。
山王戦ってよくできてるよな~~~!!!!まるで最終回みたい……。

 

映像のことで言うと、観る前に公式が公開していたトレーラー(沖縄でのリョータとお兄ちゃんとのバスケシーン)を見たときはおー3Dっぽい3Dだな~って思って見たんだけど、えらいもんで全く同じシーンを見ても不思議とその違和感は全然なかった。
なんでだろ?大きい画面だと印象が違うのかな。

PS2www」とかさんざ言われてた3Dキャラクターも、わたしは見てて全然気にならなかった。
たしかに首~胸ぐらいにイカニモな3Dぽさはあるけど、そのことがこの映画の肝の部分を損なうことは全くないし、見てたら気にならなくもなると思う。まあでも引っかかる人もいるのかな~。
なにより、おそらくそこのブラッシュアップをしてたらこの映画を完成させるのは無理だったんじゃないかとすら思う。
3DのCGってゴリとか桜木の四角ベースの顔や、女性みたいに丸ベースの顔でできてる顔は比較的大丈夫なんだけど、一番きれいに表現できないのって「細面の美少年を斜めからみた図」なんですよね~。(つまり流川が一番ムズい……。)そこを整えようと思ったらほんとに膨大な手間がかかってくるので、そこより映像的な気持ちよさに労力と時間を割いたのは正解なのでは?という気がします。3Dなのにマンガの絵でちゃんと体重がある生きている人の動きでマンガの表現をしていたのでほんとにすごいと思った。

あと、いわゆるアニメ的・映画的な演出を意図的に避けたのか、結果そうなったのかわからないけどもかなり控えめだったのもカッコよかったな~~~!
いわゆる汗がパシャっとはじけたり、靴元をアップにして間を取ったり、ここぞというときに効果音を入れたり、みたいな定番の演出がなくても見ていて「速い!」「あたりが強い!」「痛い!」って気持ちにしっかりなったのがすごすぎる。

 

ザワついたといえば声優交代の件もあったけど、声優ほんとに全員良かったね。

張りすぎない演技というか、なんて表現したらいいのかわからんけど引き算しまくった演技の妙というか。
自然な空気をまとったままでキャラクター性を乗せて喋るのってどうやって指示したらこうなるんだって思った。
花道役のきむすば氏が「一言のセリフに3日かかった」とどこかで言ってたとのことだけど、それだけこだわってるのも納得。
私はリョータ役の仲村宗悟氏と三井役の笠間淳氏を他のコンテンツで見ていて好きなので「この二人が一体どんな演技をするのか見に行ってみるか~」ぐらいのヘラヘラした気持ちでいたんだけど、始まった瞬間からマーージでそんなこと忘れてた。リョータリョータだったし、三井は三井だった。
なんならエンドロール見てあっそうだ木村昴武内駿輔も出てたんじゃん!!!えっ誰で?!?ってびっくりしました。
(でもリョータの妹はしゃべった瞬間「あっ久野美咲だ!!」って思った。良いよな……。あの思う事はありつつ屈託のない感じ……。)

 

なんか、そういうビジュアルと演技の既知じゃない感じもあってか、見終わった後に、「実写ともアニメとも違うものを見たな」という気持ちが残っていて、これは何だろうと思ったんだけど、ベクトルでいえばプロレスを見た後が一番近いなと思った。
ショー要素を含んだスポーツというか。夢と現の境目というか。
人間が演じるのが3よりの2.5次元なら、2よりの2.5次元なのかも。でも、これがあの映画を表現するのにベストな方法だったんだとめちゃくちゃ思う。とにかくいいもん見たな~と言う気持ちです。

 


この後は見た人に向けて「あそこ良かったよね~~!」って言いたいだけの話です。ネタバレもなんもない映画だろうけど、見てない人でその辺気にする人は気を付けて…。

 

・オープニングの線画が3DCGになって真上からコートに描かれたテイのロゴが出るところ、ベタっちゃーベタなんだけどいや~~~~~しびれましたね!!!!
THE BIRTHDAY10-FEETも個人的には全く刺さらないタイプの音楽で、事前に耳にしてもこれがスラムダンクの曲なんだ~?といまひとつピンときてなかったんだけど見たら「これだわ~~~」ってなった。OPもEDも音楽が主になってないというか、浮いたりすることなく音楽・効果音・映像・空気が一体となって映像を作っているという感じですごかったです。EDのドリブルの音が音楽のリズムになっていったところで「くぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」ってなっちゃったな~~。

 

・3DCGって「質感を変えるのが比較的得意」という特性があるんですが、例えば今回だと「汗だくなのを表現するために肌に水っぽいテカリを入れて水滴を乗せる」みたいなことって結構したくなりがちだと思うんだけど、やらなかったのマージですごいなと思った。
リョーちんはずっと動き続けてるし、三井も後半バテバテになっているように見えてるぐらいなので、プレイヤーとしてバスケやって、マンガの表現も熟知してるイノタケ先生としては早い段階で汗をかいてる描写を入れててもおかしくないと思ってたけど、目に見えて汗を描写したのって後半ラスト3分ぐらいからだったよね(わたしが見えてなかっただけだったらすんません)。そこまでずーっと押さえておいて、最後のここぞ!!!というとこでバシバシマンガ的演出を入れてくる感じめちゃくちゃかっこよかったっす……。マンガ家・イノタケ先生……!!

 

・2次元じゃない桜木花道、やべーやつ感が際立っていてめちゃくちゃすごかった。でかいし赤いしイカれてるし怖いよ!
マンガだと2次元で桜木視点の物語だからすんなり読んでたけど、3次元に寄った表現で描写されたものを見ると、あいつマジでどうかしてる!!!!視線と空気を持っていかれるし、次に何してくれるんだ?って思ってしまうし、何とかしてくれ!と思ってしまう。つくづく、主人公なんだなー。

 

リョータが沖縄から引っ越した湘南の海、同じ海なんだけどカモメじゃなくてトンビがずーっと鳴いてて「湘南の海ってそうだよな!!!」って思った。なんかこの違いの描き方にグーっときて好き……と思ってしまいました。

 

応援上映欲しいきもするけど、難しい気がする。積極的に応援OKというよりは、つい声が出てしまったり、行け!!!みたいなこと言っても誰も気にしない上映に行きたい。スポーツバーで見るのが一番いい気がする。スポーツバー上映頼まア!

 

宮城リョータ役の仲村宗悟という男、アイドルマスターSideMではセンターを張ってる役をやってることもあってニコ生やライブ、SNSでめ~~ちゃくちゃ見てきた限り、太陽から産まれたのか……?というぐらい「陽」の者である(余談だけどSideMで初CDが出た時は実家・沖縄のおばあが公民館でCDを配りまくったという最高のエピソードあり)からして、確かに陽よりではあるけど強すぎない陽というか、一歩控えたキャラの印象があった宮城……。宮城……?。となっていたんだけど、めちゃくちゃ宮城リョータだった。
あと、武内駿輔さん誰役だったんだろと思って調べたら沢北でびっくりした。あんな声でるんだね……。そして沢北が泣き崩れる声、めちゃくちゃ良かったね……。

 

わたくしからは以上です。ほんとうに見たことがないものを見て、いい体験した!星一億です!!

買ってよかった(というばかりでもない)もの2022と鬼リピしてるやつの話

おい???ことしもあっというまに1年が過ぎたやんけ?!?!?!

この時期はみんなが買ってよかったものの話を書いてにぎやかなのが好きなのでわたしもやります。良かったものばかりでもないんでとにかく今年買った物についてつらつら~っと書きます。

この他にも趣味のものやらはいろいろ買ってはいるんだけど、まあそれはそれとして生活周りのものを中心に。

 

◆サンコー thanko KRKTTKSBW [着心地ふんわり 歩けるこたつ こたんぽ]

https://www.yodobashi.com/product/100000001007436850/

あったかグッズ。

今年は猫のためにつけっぱなしにしてるリビングのエアコン切って節電やってみるか……と思って購入。(ちなみに猫用には別部屋を暖かくしてるので心配無用)

主にパソコンやってる時に使ってるけど、すんごく暖かくて出られない~ン……スャ~…みたいなわけではなく、まあないよりは全然あったけぇな~ってぐらい。
当然ながら肩から上は出ているので寒い。せっかくだからここもカバーしてくれ~と思うけど、こたつってそういうものか、と我に返ったりして。

ちなみに足元に電熱部がないので足も割と寒い。いつも足がひえっひえの人は厳しいかも~。
肩は半纏、足はワークマンのルームシューズとを組み合わせれば結構な冬でも乗り切れそうな感じはしている。やったぜ。

当然ながら脱ぎ着はちょっとめんどいのもデメリットかな~。

あと、最大2時間のタイマーが強制的に作動するので集中してるときなど気が付いたら電源切れてたってことがたまにある。でも、スイッチいれたらすぐにあったかくなってくれるのはいいところ!総合的には「悪くないけど期待してたほどよくもなかったな」という感じです。

 

◆西川 綿毛布 ダブルサイズ 180×200cm (2NY0901) 無染色

https://item.rakuten.co.jp/cho-nunoya/7249f/

綿でできてる毛布。

加齢が進むにつれて化繊との相性が年々悪くなっていってるので購入。

綿毛布と言っても綿100%ではなく、肌にあたる部分だけ綿のやつなのでお値段もお手頃。これとかけぶとんの間に化繊の毛布を一枚入れて寝てます。

肌あたりをよくするだけならタオルケットでもいいんじゃないかとおもったけど、えらいもんでちゃんとふんわり暖かくて気持ち良いので嬉しいな~。朝起きて毛布の中に湿気がたまってるあの感じが少なくなったの結構快適。

 

ドウシシャ サーキュライト ソケットシリーズ 引掛けモデル 調色タイプ ダークウッド DSLH60CDW

https://www.yodobashi.com/product/100000001006043050/

天井に付ける照明にサーキュレーターくっついてるやつ。

洗濯乾燥機も置いてる脱衣所の湿気対策にサーキュレーターを導入したいけど置く場所がないんだよな~と思ってたので好都合だった。
夏の風呂上りやドライヤーかけてる時に上からの風浴びれて嬉しいし、風呂場の換気扇方面に空気の流れを作れるので良い。

難点としてはリモコンの反応がいまいちなところ。
壁の主スイッチでオンオフすると電気と一緒にサーキュレーターも消えちゃうので、通常時の「電気は消したいけどサーキュレーターはつけたい」ときにリモコンの反応が悪くて都度イラっとするのだった。

あと、音が結構うるさい。パワー強だと換気扇とかよりもっと高めのわりと嫌な音がする。我が家は風呂と生活する部屋が違う階にあるので気にならないけど、マンションとかだと気になるかも~。
換気目的ならパワー弱で充分だろうから、それなら気にならないとは思う。

 

 

◆ケイアンドエー BBC-31YL [ぶーぶーチョッパー イエロー]

https://www.yodobashi.com/product/100000001006042584/

野菜や肉がかんたんにみじんぎりできるやつ。

だってシャーッってやりたかったから……。でかいのは場所をとるので一番小さいものを購入。

たっ、たのし~~~~~!!にんじんなんかの固い野菜もマジで一発でみじんよ。レタス包みやハンバーグ、カレー等に重宝。ニンニクや少量の玉ねぎなんかにもサッと楽しく使えるのは嬉しい。

ただ、わかっちゃーいたけど洗うのがほんとに神経使う。本体とカップはサッとやればいいから手間もさほどないんだけど、刃がむきだしなのだもの……。あと、まんべんなくみじん切りにはならずにどうしても刻み切れないでかい固まりがでる。でも楽しさが勝つ。しゃーない。

 

◆松本金型 切らないつめきり 爪王 ブラック

https://www.yodobashi.com/product/100000001005195980/

爪を削って整えるタイプの爪切り。

名前がおもろい。
名詞+王って一気にバカ度があがるので楽しい。バイク王とかはまだいいけど、農機具王とか廃車王とか見つけた時は手を叩いて喜んじゃったよね。

さてそんな爪王様ですが、通常の爪切りは切った爪が飛ぶのがマジでイラつくので購入。
普通のより時間と手間はかかるけど、とがったところができないし手元を見ずに動画やらを見ながらボ~ッとやっても血が出るほど削れ過ぎないのが良い。

足の爪はめちゃくちゃやりにくいので爪切りで切って仕上げに使っています。

 

 

◆ヴィックス VICKS VWM845J [スチーム式加湿器 5~8畳]

https://www.yodobashi.com/product/100000001005280131/

スチーム式加湿器。

長年使ってたヴィックスのシンプルなやつを買いたそうかとおもったんだけど、あれは案外手入れが面倒なのでこっちを購入。

スイッチがオフ・中・大の3つしかないのが潔い。
シンプルなつくりでパーツがバコバコ外れるのでお手入れも楽ちん。

5畳の寝室に使ってるけど、中にするとちょっとものたりなくて大にすると大変な結露が発生するのでもっとなんとかならないんか?と思うけどおもろいので良し。

 

 

◆リファ ファインバブルS

https://www.mtgec.jp/shop/pages/event_refa_bubbles.aspx

シャワーヘッド。

マイナンカードでもらったポイントで購入。

わたしは脂がわきでる頭皮の持ち主なんで脂用の予シャンプー(炭のやつ)をした後に本シャンプー(栄養があるやつ)をしていたのだけど、いまは本シャンプーだけで大丈夫になった。

それと、ミストモードが結構良くて、夏場は風呂上りにサッとミストの水シャワーをあびると風呂上りも快適なのも良い~。

ちなみにこのシャワーヘッドは湯舟に入れると風呂をシルキーバスにできるのもウリなのですが、効果が結構早く消えちゃう上に一度作ったお湯では再度シルキーバスをつくることはできないので、ひと家族に一人だけの特権となる……。でもシルキーバスやるとずっとホカホカして気持ちいいので良いです。

あと因果関係はわからんけど、毎年冬に体がかゆくなってた現象が今年はまだ起きてない。シャワーのおかげなの……か……?でもそんなことある??

顔の毛穴改善を結構期待してたけど、それは全く効果なし。そんな~。

デメリットは高い。安く売ってるところもあるけど、マジで偽物が大量発生してるらしいのでそれなりに信用できるところから買った方がいいと思う。

私はカードのポイントがいっぱいつくので高島屋で買いました。

 

◆povo2.0

https://povo.jp/

スマホ用の回線。

eSIMをメイン回線のUQモバイルと併用。

残りギガが足りなくなりそう、かつ、キャンプで動画を見まくったりする等の短期間に爆発的にギガを使う用事があるときにpovoの1日使い放題330円に切り替えて使っています。

使ってるスマホ(Pixel6a)はデュアルSIM対応なので、電話はメイン回線のまま、ネットの回線だけ変えられるのでいざというときの電話着信も困らない。

契約はネットで完結するし、使わない月は0円なので気軽に使えるのが良き。

あと、意外に良かった使い道として、個人情報を預けたくないけど電話番号登録が必須のサービスを使うときにPOVOの電話番号を投げてます。登録の時だけSMS受け取れるようにしとけばいいし。

 

 

ついでにわがやで鬼リピしてる定番品も書いちゃお。

 

●レック LEC詰まりにくい洗面台ゴミストッパー

https://www.yodobashi.com/product/100000001003567491/

洗面台のゴミ受け。

ほんとーに詰まりにくくてすごい。使い捨てなので月初に丸ごと捨てて新しいの置くだけ。最高。パッケージがかさばるので買ったら中身出して袋に移してストックしてます。

 

●ツルシマ ヤンノー(深煎り小豆の粉) 100g

https://www.yodobashi.com/product/100000001006508286/

あずき粉末。

会社でティーバッグのあずき茶を飲むのにはまってた時、出がらし捨てるの勿体ないし丸ごと粉になってるやつないもんかねと探したらあったのでこれをお湯にといて飲みまくってます。なんで「ヤンノー」という名前なんだ……?とは思ってる。

 

●ルック おふろの防カビくん煙剤 消臭ミントの香り 4g×3 [くん煙剤]

https://www.yodobashi.com/product/100000001003192834/

風呂のカビ防ぐ燻煙材。

これは長年鬼リピ。昔はお風呂を出るときにいちいち水気をとったりしてたけど、いまは普通に掃除して2か月に一回これやるだけだけで黒カビとは無縁。水カビ?なんか赤いやつは掃除しないと出るけど。

薬剤なので猫に悪影響ないか心配ではあるけど、特に悪そうなものもつかってなさそうだし、なにより風呂場と猫場(猫場?)が離れているので気にせず使用してます。

 

●セネファ せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島 340点

https://www.yodobashi.com/product/100000001005882986/

お灸。

もうお前なしでは生きてはいけない……。

お灸だけの効果じゃないけど、とにかく体の内側から冷えまくるタイプの冷え性がかなりマシになりました。30代のころに使ってもピンとこなかったけど、40代の今めちゃくちゃ「効いてる」のが実感できる。

 

キーコーヒー リキッドコーヒー天然水 微糖 1.0L【6個セット】

https://item.rakuten.co.jp/sundrug/4901372303132x6/

紙パックのコーヒー。

ボトルかパックの微糖コーヒーで人工甘味料が不使用なものはほぼなく、その上でそれなりにおいしくて遠慮なく飲めそうなお値段のものはまーーーじでこれと「スジャータのホテル・レストラン仕様コーヒー 甘さひかえめ」しかない。

しかもネットで買うと店頭よりかなり割高になることが多いのに、ネットのサンドラッグだけ店頭で買うのと変わらない価格で売ってて2,3箱買えば送料無料なのでわけがわかりません。サンキューサンドラ。

 

2022年は以上です。

みなさん!来年もヨイショヨイショのエイエイオーでやっていきましょう。

 

ペイス。

#湯楽城の縁日

※ 一応書いとくけど、別に主催側としがらみもないし、もちろん金ももらってない(くれるならもらいま~~~す)

参加して体験としておもろかったのでイベントには概ね満足している。
12,400円という値段の分はしっかり楽しかったな~という上で、情報がとにかく足りずに戸惑った部分が多かったのがめちゃくちゃ勿体なかったというのが正直な感想。

全体的に案内含む情報が不足していたのは確かで、ただでさえ導線がややこしい湯楽城のさらにイベント仕様なのにどうすればいいの?ってなる場面もしばしばあったのは落ち度といっていいと思う。
このイベントは次回開催がすでに決まっているので、そのときに参考にしてもらえれば次に参加する人にとってよりよくなるかな~~ということで気になったことなどを書き残すことにします。

①我々
中年夫婦2人で参加。
湯楽城にはオープンから「ヤバみ」をひしひし感じており、そのうちLCC早朝・深夜便を利用するときに行くこともあるだろうと思いながらもコロナ渦でそんな機会もなくなっており、忘れかけていたところに夫に「こんなのあるけど行かない?」と誘われたので参加。
サウナは夫婦共々もたしなむ程度なので主目的ではないが、でかい水風呂は楽しみにしていた。

②ホテル
スタッフの皆さんは丁寧で親切だったので全く不満はないけど、いかんせん設備は古め。
自分は事前にウェブサイトやら口コミやらを見て解っていたし、清潔ではあるのでまあこんなもんかなというところだったけど、部屋のトイレにウォシュレットもないので気になる人は気になっただろうな~。20年前のビジホについてた老婆のため息みたいなドライヤー(壁についてるやつ)現役でわろてもた。マジかよ。

プール・ジムは使用できる時間帯が10時~20時に制限されていて寝る前や朝食前、チェックアウトの前にひと泳ぎ、みたいなことができなくなっている。場所もかなり奥まったところで、ここは進んでもいいのか…?と不安になる先にある。
プール用のタオルはリネンワゴンにどさっと入っているのを勝手に持っていく方式なのは気楽でよかった。
(これはホテルの落ち度じゃないけどジムで狂ったように騒いでる男性の集団がいて、こいつらどうかしてるなと思った。)


③食事
これはね~~~~~~~これはですよ。
ホテルの宿泊プランについている朝食&夕食ビュッフェとは違う、このツアー用のバイキングです。

わたしは、このホテルが出してる週末泊の朝夕食ビュッフェ付のプランが一人1万円なところに企画会社が2社入って1万2千円にするには食事を削るしかないよな~と予想していた(とはいえワンチャン期待はしていた)のでノーダメージだったけど、事前にホテルのバイキングプランとか見て夢膨らませてた人はがっかりしただろうなーと思う。
以前、別のツアーでこういうことがあったときには事前のツアー内容告知に「バイキングは当ツアーだけのオリジナルメニューです」って書いてあったので、そういうのがあったらまだましだったのかも。

あと、親子連れ中心のツアーなのに子供向けのメニュー(山盛りのポテトなど)がないので大丈夫か?と勝手に心配をしてしまった。

どれもおいしいのはおいしいんだけど、これ!というもの(たとえばローストビーフとか、焼いてくれるオムレツとかそういうやつ)がない、1週目で満足する感じだったので「食べたいものばっかりでお腹がおいつかないよお〜〜!!」というビュッフェならではのジョイは少なかったよね……。
あと、ハロウィンシーズン向けなのか、よくわからない珍妙な音楽がかかっていたのもわけわからくてニヤニヤしました。
スタッフさんたちはみんな感じよかったです。

④湯楽城
初日、食後に試しに行ってみたんだけど
【良かった点】
 ・噴水ショーの容赦なさがおもろい
 ・バカが作ったのかよっていうウソの日本観おもろい
 ・サウナにマットがいっぱいあって良かった
【良くなかった点】
 ・寝湯や電気風呂はともかくジェットバスすらなく、風呂自体にはまったくエンタメ性がない
 ・貸し切りじゃなくてもぜんぜん空いてる
 ・導線が意味不明
 ・どこが店で何があるのかがよくわからない
 ・サウナが狭い
 ・露天に椅子やベンチがぼちぼちあるのはいいし、こんこんとお湯がわいてる小さい井戸みたいなやつを設置しておいてまで何故にお湯をながす手桶を置かないんだよ

と、風呂自体にはほとんど良さが感じられなかったので「あっ、これ初回以外おもんないところだな」という気配をビシバシ感じた。
成田空港利用の宿泊場としてならともかく、ここメインで遊びに来るのはきついというのが正直な感想なので、ここで風呂とサウナがメインのイベントをやって大丈夫か?と若干の不安が募る。

⑤イベント
④の通り、イベントを楽しむハードルが下がりまくっており「サッと入ってサッと帰るか……」という気持ちで臨んだのだが、なかなかどうして2時間ぐらいはエンジョイしたのだった。
風呂施設へはおおむね夫と行くんだけど、当然女湯と男湯それぞれで過ごすことになるので、風呂で一緒に過ごしているという状況がまず思っていたよりも新鮮だった。
日頃しゃべるときはスマホやらテレビをやりながら、みたいなことが多いので見たものや感じたものをそのまま話してワハハ、みたいなことをやるのおもしろ!
うちだけじゃなく、露天に入っていた時にパパさんママさん何かと戦い続けている男児(水を飛ばしたり大声を出したり迷惑なことはしてないのでこちらも元気だな~と楽しく見た)の3人組がいたんだけど、「お風呂屋さんでだといつもこんなに元気なの?パパ大変でしょ?」「今日はママがいるからテンション上がってるんじゃないかな?いつもは行儀いいよ!」みたいな会話をしていて、たったこれだけの会話だけど、この時に家族それぞれが得たもののことを考えて、ちょっとじーんときたりしてしまった。

水着を着ての混浴施設は豊島園やらユネッサンやら結構あるけど、そのどことも違っていて、普通の温泉施設でそれぞれある程度迷惑かけあうことを承知で、というイベントは参加する方は気楽でよかったし、体験としてもかなり面白かったので諸々ブラッシュアップしていったらいいイベントになっていくんじゃないかな?と思った。

と、良かった点もあるものの、全体的に説明不足だったところは否めなくてですね。

まず、受付をした後に全く説明がない。
風呂に入るまででいうと、

イベントじゃない通常時は
①最初の更衣室で浴衣に着替える
②レストランゾーンで遊びつつ風呂に向かう
③男湯or女湯の更衣室で浴衣を脱いでロッカーにしまう
④風呂に入る

なんだけど、混浴イベントで風呂の更衣室が使えないため、
①最初の更衣室で水着に着替え、浴衣を羽織る
②レストランゾーンで遊びつつ風呂に向かう
③男湯or女湯好きな方の更衣室に浴衣を脱いでロッカーにしまう
④水着で男湯・女湯に入る(行き来自由)

となるのに、この説明が一切ないのがそもそもめちゃくちゃな混乱を生んでいて、男湯ロッカーでチンチンだしてるキッズに出くわしてギャッとなったり、女湯の前でこれ入っていいのかな???ってためらってる男性がいたりした。
受付のところに「次の更衣室で水着にお着換えください(気になる方は上から浴衣をご着用ください)」
お風呂の入口に「本日は貸し切り混浴イベントです。男湯・女湯行き来自由ですので、お好きな方のロッカーをお使いください。」みたいな看板があったらわかりやすかったんじゃないかな?段ボールでもいいから……。

もっといえば、風呂に入った後に最初の更衣室まで戻るとき、びっしゃびしゃのまま移動することを余儀なくされるのはしょうがないとしても申し訳なさがすごかったので「更衣室までは濡れた水着のままで移動しても大丈夫」とどこかで書いてもらえていたら気が楽だったかも。
縁日ゾーンから更衣室に戻るときに施設の順路通りに行くとふかふかのじゅうたん(プリクラとかあるところ)を通ることになってしまうので、この時ばかりは普段は逆行禁止の足湯を通ってOKの案内をしてほしかった。

説明不足だったのは男湯・女湯の違いについてもで、男湯はお風呂におもちゃがうかべてあったりする子供向けエンジョイゾーン、女湯は熱波が受けられる大人ゾーン。というのをわたしはたまたま他の人に説明しているのを横で聞いたので把握できていたけど、それも立て看板かなんかに書きましょうや……。

今回はファミリー向けのツアーであることをアピールされているからゴリゴリのサウナーがいたのかは謎だけども、そもそもサウナが狭いうえ熱波の回数が限られているのでJAL熱波(JAL熱波?)を受けるためには行列に並ぶ必要があったのでそれ目的で来た人は物足りなかったかもな~、みたいなことを勝手に心配してしまった。

今回のウリのひとつ、小さい常設の水風呂とは別に大きいお風呂を水風呂にしてあるところはキンキンの水風呂がにがてなわたしにはちょうどいいぬるさでよかったけど、おもちゃがいっぱい入っているから子供がずっとそこで遊び続けていて風邪ひきゃしないかってこともちょっと心配にはなったなー。これも他人の勝手な心配だけども…。

あと、施設としては営業時間前だからレストランが開いていないものと思っていたらご飯を食べている人がいて「やってるんじゃん!」って気づいたり、岩盤浴の入口に使用時間が書いてあったので使えないものかと思っていたら実は使えていたりと、もうぐっちゃぐちゃになっていたのが残念だった。
その辺事前に案内されていたら岩盤浴もやりたかったし甘味も食べたかったよ~!



なんか書き出したら色々出てきたけど、個人的にはイベント自体は楽しかったし満足したので、もったいなかったなーと思ったところを活かしてもらえたら次の回の方がハッピーになるんじゃないかと思った次第です。
あと、イベントにいらしたホテル、湯楽城、運営関係のスタッフさんたちには一切嫌な思いをしなかったので、なんか報われてほしいなーって思ってます。

おわり

アウトドア完全ミリしら女がソロキャンプをやった

産まれてこのかたキャンプしたこと一切なしアウトドア無縁マンの人間がいきなり一人でキャンプやってみたけどなんとかなったな~という記録で~す。


わたしは「外気が好き」「一人が好き」「バイク乗るの好き」「暗いところで星を見たい」的な思いがあって、それらを満たせるキャンプというものには漠然とした憧れがあったんだけどずーっと尻込みしていたのです。

というのも、わたしはキッズの時分からキャンプ的な文化に一切触れずに育ってきたもんだからノウハウがないんよ。
課外授業も地区の夏季体験もごはん付きの自然の家的なとこに泊まるやつだったんで、屋根のないところで寝たのは若かりし頃に泥酔して駐車場で寝た時ぐらいだし……。

だから大人がやるキャンプ=C.W.的「マジ」な、流木になんかよくわからんやつをカッカッやって火をつけて沢の水で飯ごうすいさん……みたいなイメージがあって、こんなわたしのような右手にペンライト左手にスマートフォン握りしめて生まれてきたような女が果たしてできるものなのか……と思ってたわけ。
あとほら………なんていうか……いろいろ揃えると「お高いんでしょう~?」っていう。オデ、イロイロ、買わなきゃダカラ……?BDとか、CDついてる券とか……。


そんなこんなで10年以上ウダウダしてたらあれよあれよという間に世間にキャンプブームが起きまして、わりと手ごろな価格のお道具が増えてきまして。
それに伴いキャンプ系ユーチューバーやらブロガーやらも山ほど発生し、それらの発信を山ほど見ているうちに「準備さえしておけばガチ勢じゃなくても案外何とかなるのでは……?」「もしかして気軽なレジャーなのでは?」という気持ちがだんだんと沸き上がってきておりました。

そんなところにこの新型コロナ騒動よ。
おシンコロの影響で、1年分ほぼ毎月発生していたペンライトを振る的イベントが根こそぎごっそりぶっとんじゃったんですよ。
しょうがないこととはいえ、マジか〜という行き場のない思いとともに、財布とスケジュールに若干の余裕が発生したので勢いあまって買ってしまったのです。テントと、シュラフと、エアマットを。この3つは災害のときとかにも役に立つしさ!という言い訳をしつつ。


買ったからには……と、とりあえず近場の公園に持っていって試しにテント張ってみたけど、これがめ~ちゃくちゃ簡単なのね!
なんならテントというものを間近で見るのすら初めてに近いのでもっとモタモタするかとするかと思ってたんだけど、説明書を見ながらやればめちゃくちゃ簡単にできて拍子抜けした。す、すごい……。ディスイズ令和……。アウトドアの夜明けぜよ~!

そんで早速中に入ってみると、良、良~~~~~…………。テントってこんないいわけ……?外の開放的な気持ちよさはそのままなのに、入口越しに見るだけで風景が「外界」になるんだね~。良き……。

キャンプというものに腰が重くなっていた大きな要因である「テントの設営ムズそ〜」がなんなくクリアできてしまった上に、思った以上の良さも感じ取ってしまったので、これはいけるかも!!という心がめちゃくちゃ強くなった。


それと、実際にテントに入って寝っ転がってみることでよりリアルにわかったということもありまして。
よく「キャンプの失敗例」として挙がっているもので「めちゃくちゃ寒かった」というのがあるんだけど、これをわたしは「テントには保温力がないので、テント内の気温がほぼ外気温と同じになる」ことだと思ってたんだけど、どうやら違った。
これ「地表温度がめちゃくちゃ低い」ってことだったのな!
あの~~~、地面って信じられんほど冷たい!!靴やら床って偉大だったんだね~!!
テントと寝袋の間にエアマット敷いてたんだけどまぁ~気休め!ぜんぜんスルーしてくるし冷気つええよ~。
気温20度近い秋晴れの日の平地でこれなら、行こうと思ってるキャンプ地早朝の最低気温5度が乗り切れるわけがない……!!

そう実感したわたしは「まあ寒いつってもカイロ死ぬほど持っていけばいけるっしょ!」というヘラヘラした考えを即・改め「何はなくとも断熱……何はなくとも断熱……」とうわごとのように繰り返すのだった……。
カイロや湯たんぽをいくら用意したところで、断熱しないと全部地面に奪われ、死、ある…………。ということであわてて小さいカーペット的なものを買い足しました。


そんなこんなで最終的にキャンプに持っていったものはこちら。
買うときのポイントにしたはこの2点です

■バイク移動になるので、あまりかさばるものは避ける
■一回でやめるかもしれないので、他でも使いまわせるものかとりあえず安いものかにする

・テント&グランドシート
・エアマット
シュラフ
・ふかふかカーペット(小)
・ちっちゃい毛布
・湯たんぽ・カイロ
・レジャーシート
・タープポール
・自在付きロープ
・ペグ
・ペグ用のハンマー

・チェア
・テーブル
・コンロ
・たきび台

・ウォータージャグ
・クッカー
・メスティン
・タンブラー
・フォーク・スプーン・わり箸
・固形燃料
・フッククリップ
・チャッカマン
・火ばさみ
・なべつかみ
・でかいジップロック
・食材

・でかいリュック

新規に購入したものたちの費用は、なんだかんだ揃えたら大体4万円になりました。
セールやたまったポイントとか使ってるし、とりあえずで安いものを揃えたとはいえ、それにしても数字にするとやばい。ヒエ~……。安いものをちょこちょこ買いしてたからまとめるとダメージ食うな……。


愛車のPCXくんはキャリアなどをつけてない素の状態なので積載量はまったく期待できず、とにかくリュックにつめこんでなんとかするしかない。
最終的に収まりはしたものの、重さ15キロぐらいになってしまった。
背負っているとはいえ、バイクに乗ってるときはシートに乗っける形になるのでいけるだろと思ったんですが、肩は概ね終わったね……。


そんなこんなで準備もできたところで、キャンプ場に予約。土日はいっぱいとのことなので、有休を使って平日に予約をしました。
重い荷物を背負ってだから、運転のバランスとか大丈夫かな~と思ってたけど、スピード出す方じゃないし案外大丈夫でした。なんか若干の夜逃げ感あってルックスがダサかったけど。


そうこうしてるうちにキャンプ場について、受付をします。土日はブームもあっていっぱいなんだけど平日はめちゃくちゃすいてるらしい。

「場内のお好きなところにテント張っていいすよ~」とのことだったので、場内を一周して悩んだ挙句におこもり感ありつつも一人にはぜいたくなスペースを占領できるところを陣地にすることにしました。

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贅〜 奥にハンモックかけてくれと言わんばかりの木もある


行ったキャンプ場はめちゃくちゃ広い敷地を段差と木立でエリアが区切ってあったので人の目をあまり気にせずによくてめちゃくちゃ良かったです。ド初心者だから手際の悪さ見られたら恥ずかしいし……。


早速設営に入ったんだけど、テント自体は一回試し張りしてたのもあってめちゃくちゃスムーズに張れたものの、わりと石が多めの固い地面だったのでテント下になる場所の小石を取り除く作業にすごい時間がかかってしまった。これは想定外だよ〜!
きりがないから寝床の下以外はある程度でいいかって思って手抜きしたんだけど、入口近くに地味にでかい石が残っててテント入るときの膝をつく動作のたびにいちいちダメージを食らった。
入口にダメージ床あるの、RPGだとあるあるだけどリアルだとこんなにつらいとは……。


あとペグ。ペグ~~~!地面かてえ~~~~!!ささらね~~~~~!!!
こんなこともあろうかと、テントに付属してたのとは別に硬いペグを買ってたんだけど、ペグハンマー(100均のプラ&ゴムハンマー)のほうがどんどん削れていくという。
設営終わったころには手は痛いしハンマーの端がえぐれてアールついてたんだから。そんなことあるぅ?!?!帰ったらオラぜってェちゃんとしたハンマー買うだァ~~……。んがッ!(俺らハンマーさ買うだ/てま幾三)


あと、その他のトラブルといえばエアマットが就寝後2時間ぐらいでぺちゃんこになってウケた……。朝に確かめたら単に栓が甘かっただけだったんだけど、あんなに頼りないと思ってたマットの1枚あるなしで全然温度違うのね~~~。わたし寝つきがいいんで、日ごろ途中覚醒しないんだけど寒くて目が覚めちゃったの初めてですよ。

足元は冷えることを想定して湯たんぽいれてたけど、肩からの冷気も同じぐらいえぐいのも想定外でした。タオルを首に巻いて寝たら大丈夫な程度で良かった。

でも、つまずいたのはそのぐらいで、あとはめちゃくちゃいい時間をすごしてしまいましたよね……。


例えば、自然多めの行楽地なんかにいってベンチやカフェでちょっと一休みするじゃないですか。そのときに、疲れとか眺めの良さとか飲み物のおいしさとかいろいろなものがあいまって「はぁ~~~ずっとこうしていたい………なんなら横になりたい………」って思うじゃないですか。その瞬間がずっと続く感じです。しかも横になれる。さいこ……良い……。
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良すぎか?


あと、すでに100万人が言ってるとおもうんだけど、たき火ってマ~ジでいい。あったかいし、ずっと動いてて飽きないし、適度に世話のしがいがあるのもいい。天然のたまごっちじゃん。天然のたまごっちはにわとりか。


そんなこんなで「アウトドア初心者が」「一人で」キャンプ、どうなるかと思ってたけどどうにかなりました。
なんだかんだでうまくいったのは、
・動画を見たり、初心者向けの本を読んだりして下調べをすること(特にやってはいけないこと、やったら危険なことを把握しておく)
・道具は一回安全な場所で使ってみること
をやったからかな~と思っています。

もちろんほかの人から見たら至らないところもあるとは思いますが……新しくめちゃくちゃ楽しい趣味ができたのはうれしいし、地味に続けていきたい。


誤算なのは、道具は揃えたしあとはそんなにお金がかからず続けていけるだろうと思っていたのに、なぜか欲しい道具がどんどん増えていくわ、より荷物が積めるバイクを買わないとだわ、そのための免許も取らないとだわでどんどん貯金が減っているところです。おかしいな………。