参ったね〜

今回の件、本当にアイマスを好きな気持ちが根本から折れた感覚がある。

 

事実だけ見れば

アイドルマスターSideMのゲームアプリである“サイスタ“がサービスを終了する」

というだけの話である。

しかも、ゲームという形は終わるが、新しい楽曲制作・3DCGのMV、それに連動するストーリー制作はWEBをベースに続いていくとのことで、SideMというコンテンツ自体の終わりを明言されたわけではない。

 

終わるわけじゃないんだから、違う形のものを応援すればいいだけなのは百も承知で、私とてこの決定自体については思うところはあれど、なんの異議もないのだ。

 

じゃあ、何にこんなに打ちひしがれてんだろなと考えると、その発表の仕方なんである。

 

 

話がちょっとずれるんだけど、私がアイマスのどこを好きだったか(悲しいかな過去形)というと、「アイドル」というでっかい存在がてっぺんにあって、それを支える運営という存在があり、その間に我々を「プロデューサー」として入れてくれていた部分なのだ。

 

不思議なもので、その間にある「アイマス時空」とでも言うべき部分に入ると、なんでかはわからないが「愛」とか「夢」とか「情熱」とかの、平素の私であれば「それを別の表現で表すのが芸術ってヤツじゃねーんかよォ〜?!」とかひねくれて小馬鹿にしがちなピュアすぎる言葉で紡がれた歌たちが、ピュアすぎるアイドルたちの生き様が、はちゃめちゃにぶっ刺さってしまうのだ。

 

じゃあそのアイマス時空はどうやって発生していたかというと、アイドルはみんなのことが大好きで、Pはそのアイドルの気持ちを受け取った上でアイドルをもっと輝かせたいという気持ちを返す、その2つがぶつかって発生していたのである。(のである!と言われても…とお思いでしょうが…)

運営はその気持ちのぶつかり合いを発生させる基礎装置であり、どちらかというとPと同じスタンスの、「一緒にアイドルをめいっぱい輝かせたい」というスタンスの仲間だと思っていたんだよな。

事実、この冬に行われたアイマスブランド合同ライブでは「見たかったものを見せてくれた」という意味でかなり運営と心が通った手応えがあったのだ。

 

もちろん実際には、私はプロデューサーではなくてコンテンツのいちユーザーであるからして、お金・時間・リソースを支払っている。

運営や関係者も仕事でやっているんだから実際には「アイマス最悪!!ギギッギッギギ!!(歯ぎしり)!!」と思いながら仕事してた人も中にはいたのかもしれない。

でも、その辺にまるっと「アイマスに関わる人たちはみんなアイマスが大好き」というフィルターを上手にかけてくれていたので、ユーザーである私は「プロデューサー」というロールプレイができていた。

つまりは、なんの恥ずかしげもなくもなく純粋にめーったゃ好きでいさせてくれることこそが私にとってアイマス最高の魅力であったのである。

 

 

というわけで、話はサービス終了の発表のことに戻るわけなんだけど、この知らせは生配信という形を取られた。

画面に3人、アイマスの偉い人ふたりと、サイスタのプロデューサーが神妙な面持ちで並び、淡々とサービス終了のお知らせと今後の展開を話し、期待に添えず申し訳ないと謝罪し、終わった。

 

なんか、急に私を「ユーザー以外の何物でもないもの」にするじゃんって思っちゃったんだよなー。

プロデューサーでいさせてくれよ〜。

この変更はアイドルにとってより良い形をとるためなんだと、前向きな変更なんだと、そういう理由を見つけてくれ〜。永遠の嘘をついてくれ〜。

 

例えばだけどさ、この事実を

「諸々の持つデータを鑑みた結果、現状ではゲームという形ではなくWEBベースにストーリーを展開させていったほうがより良い形でSideMというコンテンツ、つまりはアイドル達の輝きをお届けできると判断した。ゲームを愛してくれた皆さんには力及ばずほんと〜に申し訳なす🍆🙏!」

という形で伝えてくれたら

「まあ、しゃ〜なす🍆やな……円高だしサーバー維持もきついよな、俺たちこれからも一緒に頑張っていこな👏」

って納得できるものではあったと思うんだよ。あくまで私はだけど。

 

ただ、3人の表情や言葉のはしばしから伝わる雰囲気や、ついこの間雑誌のインタビューでサイスタの今後の意気込みを語っていたところから見てもおそらく彼らにとってもかなり不本意でなすすべのないことだったのではないかと思える。

なので、この発表スタイルが精一杯だったのかもしれないし、こんなたられば言ってもしゃーないんだけど…。

矢面に立つ決意をした彼らを責める気持ちにはなれないので、あの場に立たされた彼らをただただ気の毒だと思う。

とくに、サイスタのPは細かいところにまで気を払って良いものを作るぞという気持ちが見えていただけに、初めてユーザーの前に立ってくれる機会をよりによってここにするか?!という怒りの気持ちも湧いた。

 

発表のタイミングも悪かったよ〜。

同じアイマスの別ブランド、シンデレラガールズの新しく始まるアニメの前日である。前日よ。

みんなワクワクしてるところになんで葬式ムードぶっ込んでくるかね?!

アイマスの行事多いし、サイスタのクローズ日も決まってたんだろうから発表の日決めるの難しかっただろうけど、よりによって前日にすることないじゃないか。

ミリオンライブだって、再来週は十周年の大事な大事なライブ、夏にはほんとに念願のアニメの劇場公開だって始まるじゃん。なんで水を差す?!?!

 

合同であんなに「みんな一つのアイマスだよ」てやっといて、みんなに他マスアイドルをそれぞれ好きにさせて、やることがこれなんかい。正気か〜?!?!

 

あと、SideMのアイドルの誕生日。まじでそこは避けてくれ〜朝おめでとう言ってんのよこっちは。めでたくなくなるだろ〜!!

 

なんかもう、公式からは暗〜い発表配信だけが発信されたのみだったのがほんとにショックが大きかった。

 

というか、コラボ商品を作ってたりキャンペーンをやってくれてた企業の方や、外注であるキャラデザイナーさんはじめクリエイターのみなさん、そして一番ダメージでかいであろうキャストのみなさんが「申し訳ない。これからもアイドルの彼らは頑張り続けるから応援してほしい!」ってフォローを入れる始末。

マジで、よりによってこの人らにフォローを入れさすなよ。

 

お前が!!これを言わなきゃいけないんだ!!バンダイナムコ!!

なんかもう、ほんとに、いくらなんでもやり方が下手すぎて信じたくなさすぎるんだけど、これほんとにあの最高の合同ライブをやってくれた人たちなの?!

 

 

アイドルたちは好きだし、アイマスを好きでいられる自分も好き。

でもただ好きでいられる状態ではなくなってしまった。

 

アイドルはまだそこにいるわけなんだから、ここで離れると彼らにいよいよ終わりが来るんだからこれまでと同様応援していかないとコンテンツがいよいよ終るだけなんだっつうう危機感もわかっちゃいる、わかっちゃいるけども、こないだ私にとってSideMを好きな大きな要素であったモバエムがサ終したばかりというところにこの仕打ち、きちぃーよ。

逆境も一緒に超えていけると歌って、私がつらいときに勇気づけてくれていたアイドルに今こそ恩を返すときなのはわかっちゃいる。

だからこそ、これまで一介の社会人主婦にできる範囲ではあるけどコンスタントにそれなりのお金をアプリに落とし続け、すべてのライブに行けるようになんとか都合をつけて、行儀よくい続けて来たことが間違いだったからこんなことになってるのか、という気持ちが頭をよぎることがつらいなー。

 

例えば来年また合同があったとして、素直に楽しめるかって、そりゃー楽しめんよ。

 

一回ちゃんと嫌いになる必要があるのか?と、でも好きなんだよね〜が行き来する、てまちゃんユモレスクよな〜〜。

今後またアイマスを好きになる日が来るかもしれないけど、おそらく以前のように好きにはなれないなと思っているのが今の正直なところ。

でもわかんない。明後日にはやっぱしゅきぃ〜〜〜〜〜ってなってっかも。わかんない。

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(以下2023.5.1追記)

と、いう事を書いて一か月が経ちました。

もう遠い昔みたいだけど、まだ一か月しか経過してないんだな~~~

え~~~~大人の一か月ってもっと爆速じゃなかった?!!?

 

まあこの一か月で心境が何か変わったかというと、な~~~んも変わっていない。

「あ~あ」です。ずっと。「あ~あ……」って思っている。

何かに怒ってるとか、嫌いになったとか、憎いとか、辛いとか、何とかしたいとか、なんかそういうのも全然ないんだよな~。ただ「あ~あ」って感じなのである。毎日「あ~あ」で眠れないよ。

 

Twitterなんかを見てると、他コンテンツや他アイマスと比較して……みたいなこと書いてる人も多いみたいけど、私はそこは全然なんもなくて、ミリオンの10周年ライブもすごくよかったって感想書いてる人がたくさんいてめでたいなぁ~よかったなぁと思うし、シャニの新アプリも嬉しそうな人おおいし、U149もいい感想たくさん見るし、ヴィアライブも前途が輝かしいものであるといいなあと、ほんとに心から思う。

 

この一か月は意図的にアイマス全般からは距離をおいていたんだけど、どうしても自分とアイマスの事をわりと考えてしまってはいて、なんかつくづく、特定のキャラクターが好きだというよりは「アイマス」自体と、その好きが作り出す世界のことが好きだったんだな~ということを思ったりする。

 

このただただ湧き上がる「あ~あ」は何なのか考えると、「あ~あ、SideMは不遇だな」でも、「あ~あ、バンナムってほんと最悪!」でもなくて、やっぱり「あ~あ、私のアイマスって終わっちゃったのかもな〜」なんだと思う。

 

まあ、アイマスにはいい思いばかりさせてもらったし、思い出もたくさんあるし、自分ができることでもっとああすればよかったみたいな悔いはそれほどないのでわたしはここでちょっと一回区切りをつけるかな、という気持ち。

ただ、アイマス好きな人達がこれからもずっと好きでいられたらいいなーとはめちゃくちゃ思う。あと、キャストさんたちも絶対幸せになって欲しいと勝手ながら思っちゃう。

 

あーあ、これからアイマスライブ用に有給使うこともなければ、アイマス用の積立貯金もしなくていいのか~参ったな~ガハハ!とか思うけど、でも嫌いになったわけじゃないんだよな〜みたいなことをグズグズ思ったりもするという。

明日にはやっぱ好きだしなー!つって元通りになってるような気もするし………。ひとまず保留続行です。保留。

 

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(以下2023.6.21追記)

つくづくアイマスやSideMの替わりになるものってないんだな〜と思う毎日です。替わりを探す必要もないのでそのままにしている空の椅子がただある。好きは好きなんだけどなー。

 

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(以下2023.11.13追記)

半年経ったな〜。アイマスに全くお金を使わなくなったのでもっと貯金できるかと思ったけど、いや~できないね!ガハハハ……