好きな男MIX スーパーライナーノーツ

11/23(日)9時半か10時ぐらいから夕方くらいまで、「秋冬に北関東ドライブするときに聞きたい曲のミックステープやプレイリストなどを送ってもらって、実際にドライブしながら聴いて「いいね~」ってなるところをリアルタイムで配信する遊び」をやるんですけど、それのためにつくったミックスでマジで好きな男の好きな曲をそろえたので解説します。

配信の録画はここにあります。

 

ではいっくぞ~~~!リアタイで聴いてる人のために曲と曲の間に改行はさんでるので適当にスクロールしてください。

 

1.きらり / 藤井風

耳あたりが良すぎるスピでおなじみ風・藤井……。名前が「風」ぞ?か、かっこいいすぎる……。そりゃ好きでしょ!!!あのやわらか~なしゃべり方……。

最初に見たのが「長く短い祭」の耳コピピアノカバー(2017年!!??)のYouTube動画で、お、おい………いくらなんでもよすぐるだろ……になってチャンネル登録かなんかしてたのですが、あの高校生がこうなるとは……いや、ならないほうがおかしいか……で今。

世界観についてまああれ(スピ)とかこれ(スピ)とかいろいろとあるけども、まあ自分に向き合っていい形を模索した末にこうなっているんでしょう。
他人に押し付けてるわけじゃないからまあいいとしてさ、飄々と達観してるようで、どっか若さのあやうさもあって目が離せないのがいいですよね。これからも元気で、好きにやって音楽を聞かせてほしいです。風で、あれ……。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう / 岡村靖幸

好きだな~!!!SuperGirlと迷ったけどこっち。こんなにも一生懸命かっこつけてるのにかっこがつききらないめちゃくちゃかっこいい男。

この曲はとにかくイントロのギターのジャカジャカがめちゃくちゃいい。エモ ~極~。そこからドラムがドカドカ言うて冒頭4行の歌詞で全部持っていくのがすごすぎる。

バスケットの試合中、試合はぎりぎり劣勢、心臓がもうおかしくなりそうなそんなときに「汗で滑るバッシュー まるで謡うイルカみたいだ」って………。
いまだと「ゾーンに入る」という便利な言葉があるけど、当時はそんなもんないから「この情景の描き方……映画じゃん!!!」って思ったのをめちゃ覚えているよ~。

 

ていうか、お気づきですか、この曲、詞が短いの。ワード数が少ないんだよ。たったこれだけの文章で少年の青いピュアネス、精一杯の背伸び、そして子供ならではのままならなさを描くのすごい。

文章だけではなくて音楽としてももうできあがりつくしてる。
音もさー、良いときのソニー・ミュージックだ……!って感じで贅沢なんだよな~~。

1番の青春の全て…みたいな歌詞・曲調から一転、2番でなんだかんだいって子供だし、いろんなどうしようもできなさを漂わせきってからの「ブラスバァンド!」の突き抜けていくたまらなさね~~~~!!!!もう、完璧です。

 

てか、靖幸ちゃんはずっといい。
「エチケット」という昔の曲をセルフカバー/リアレンジしたアルバムを2011年に出してて、まあこの手のやつは大体「あ、うん……あのころがやっぱ全盛期だったんすね」みたいなことになりがちなんだけど、このアルバムのアレンジどれもすげ~かっこよかった。うおー今の靖幸が一番かっこいいんだ!って感じ。ずっと新しくてずっとピュアやっててすげ~好き。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.君の変 / MHRJ

マハラージャン改めMHRJさん。

歌詞ではゴリゴリにウェットな「情」からちょっと距離置いてチョケたりドライだったり目線で書きつつ、トラックをエモエモのエモに仕上げてくるトラックメイカーが好きなんだよな~。ケンモチヒデフミさんしかりイノタクさんしかり。

どこの会社にもヘラヘラしてるけどなんだかんだで仕事こなしてるし、いつも周り含めてうまくいってるよな~って人がいるもんだけど、まさにそんな感じの憧れある。そういうタイプの好きな男すぎ。

「適材適所」「無敵すぎてZERO」と悩んでの「君の変」チョイスなんだけど、こういう、なんか目が離せない異質や怪異に目と心を奪われる話大好き。
恋愛対象としてというか、子供とか動物とかそういう面白いものに対しての目線なのかな~どうなんだろ。なんにしてもいい。

MHRJさんはお子さんが生まれてまんまとどストレートな「めちゃくちゃええ曲(栞)」書いちゃうところもいい。なんて素直な人なんだ……。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.IRIS OUT /米津玄師

お~いワイを殺してくれ~!!こんなの出されちゃたまんないよ。

米倉けんごじゃないほうのヨネケン氏ね~。ヨネケンさんは楽曲によって声の質感が全然違っていて、ものすごく真面目で精密に出力をコントロールしたい人なんだろうな~と思いながら聴いてるんだけど、これはもうザラッザラで暴暴暴の暴力愛。ヘヘヘの癖太郎。良すぎる。
愛に狂って理性がぶっこわれた男がめちゃくちゃをやるのがこの世でいちばん栄養がある。ありますよねェ!?本当だよ!!僕、DLSiteで見たんだ(#執着攻め)!

 

いうて映画の主題歌なので、歌詞の内容は作品に沿ったものなんだろうとは思うけど、それにしたってよくぞこんなに癖をぶっ刺しつつ音にハマりつつ韻まで踏んじゃうワードのストック持ってんね~という話……。ふーんここ弱点なの?へぇ~。じゃあなるべく痛く殺してあげるね。

 

まあ映画の内容を全くしらんのでトンチンカンなこというかもだけど、なんならこれは逆かもな。女に狂った男の話ってだけじゃなくて、男に狂った女の話でもあるのかも。なんかそういう湿度がある。というか、ヨネケン氏はどの曲もヨネケン氏本人の俯瞰した目線がありつつもどこかにめちゃくちゃにウェットな女っぽい目線があってすごい。初音ミクで曲を作られてたからかな。ていうか男であることに罪悪感もってないですか?この人……。ま、男に狂いつくした女も栄養あるからな~やっぱ。ウ~ンどっちも好き!

多分2025一番聴いた曲だと思います。これ聴きながらウォーキングすると倍カロリー使える気がする。なんか血の気も増える気がするし血流も多分よくなってると思う。元気もりもりソング。サンキューヨッネ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.Golden Time (feat. 鎮座DOPENESS) / SKRYU

なんか私のミックステープ気づいたらいつも鎮座さんがいるんだけどもしかしてめちゃ好きなのか??(好きです)

 

小生なんせ昭和生まれ、ヒップホップについては全く知識ない歌謡曲育ちなのでこの、好きなところをどう表現したらいいのかわからないのですが………この二人、あのーすごい上手だよね?わっ!バカすぎる感想!!!!!

 

なんかこう……リズムがあって、そこに言葉を乗せるのって、器に花をあしらっていく生け花に似てるよなと思ってて、そこにあるのってリズムとズレと遊びとわかりやすさと気持ちよさ、それがいい感じに混然一体となってなぜかまとまってるみたいな……これ……これが、グルーヴ……?わからね……ただ良いことだけわかる……。

あと、この二人ともなんか性格の良さそうさみたいなのが垣間見えててなんかいい。SKRYUさん(TLに流れてくる肌色の多いミュージシャンのうち乳首を出してるほう 出さないほうがSHIROSE)なんてはぁ~生意気!最高ッ!って感じだけどそこはかとない愛されて育ってる感あるというかね……。いいですよね~。

今この瞬間が自分の黄金時代と思わなくてどーすんの!派手に光っちゃう方がいいぜ~っていうのは私もマジでそう思ってます。常に。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.創造 / 星野源

この歌大好き!

スーパーマリオの周年曲なので「遊び」がモチーフになってんのかな。
その言葉の意味を単なるゲームの話じゃなくてググっと拡大して生きることを遊ぶこととした場合の遊び手、遊びの作り手であろうよという普遍的な目線で仕上げてるのがさすが&好きだな~~。平安の世から「遊びをせむとや生まれけむ」言うてるわけでね~。

 

まあ別に「生きる以上人間はすべてクリエイティブたれ」とか思っているわけじゃないんだけど、やっぱせっかく生きてるんだから自分ひとりぐらいは楽しめるものをなにかしら創造して生きていたいよ~。

それは自分にとってしか楽しい事じゃなかったり、何ならほかの人の害にしかならない事だったりするかもしれないけど、こんにち目に入るエンタメって誰かがそんなふうに「なんかわからんけど楽しいわ」って失敗したりなかなか日の目を見なかったりしながら続けてきた創造がたまたまいい形になったり、なんか時代にハマる瞬間があって表に出てきて誰かの目に入って受け入れられた、みたいなものもまあまあある気はする。

 

いうて星野源って割といい感じに成功し続けてる人だと思うんだけど、そこにずっと目線があるというか、フォーカス置いて創作できんのもすごい話だなって感じ。大槻ケンヂとマインドが同じレイヤーにあるというか……。

どういう形であれ創造したいと思っている人間は強い。強くありたい。梵天丸もかくありたい。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.UMAMI / SIRUP , 鶴 The Crane , whoosh

一転………ぽまいら、これ聴いてマターリ汁……。

恋愛のいろんな味、いろんな面を日英中の言語、それぞれが歌うパートなどなど入り交じり重なり合わせることで表現しているのかな。それがごちゃつかずに不思議と耳にふわ~っと馴染むから恐れ入る。SIRUPの声あんま低音のイメージなかったけど耳に気持ち良い、いい曲~。

 

ビターだったり酸っぱかったり甘かったりいろんな種類の味があると思うんだけど、そこと別レイヤーに存在して全体を支えるのが「うまみ」なんだよなあ~~~!?!?っていうね。
恋愛の歌ですけど、マンネリ化した日常の退屈さをその「うまみ」と表現するの素敵だな~と思います。

 

歌ってるのはSIRUPと鶴 The Crane(呼ぶ時は鶴かThe Craneのどっちかでいいと思うけど言いたいから全部言う)で、音楽部分をいろいろやってるのがwhooshさん。

鶴 The Craneは台湾のミュージシャンで最近のお気に入りです。コンセプトや歌詞から見える思想とか音の感じが洗練されていて、いかにも台北の都会っ子っぽくてよき。文系セクシー。ALIとシティーポップの風味があるコラボもしてて今時だね~感ある。

アルバムも1曲単位で聴かれがちなサブスク時代に、がっつりテーマ決め打ちしたアルバム作ってるところも爆裂好感もてる。最新のアルバムの「Same Stories, Different Narratives」というタイトルからして彼の真面目さとか目線の誠実さが見えるでしょ。いいんだこのアルバムがまた。ぜひぜひ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.もしもピアノが弾けたなら / キリンジ

キリンジはいいよな(キリンジはいいよなおじさん)。

まあそりゃオリジナル曲のすばらしさをみなさんに聴いてほしい気持ちはあるけど、最初「癇癪と色気」(お兄ちゃんの癖-ヘキ-が香り立つ初期の名作)を入れようとしてたんだけど、ちょっと全体的にあのー、色のケがありすぎる感じになっちゃったので逆に一番ないやつに差し替えました。しかしこれはこれでやっぱよかったかも。見事なり……。

キリンジご兄弟はどっちも歌声がめちゃくちゃクールなようでいて感情が乗ってるのがいいよな(いいよなおじさん・再び)なのですが、これはひたすらにやさし……。良……。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.ISEWAN / PAS TASTA , 清 竜人

PAS TASTAが2024年にリリースしたアルバムのなかの1曲。

ずーーーーーーーーっと「独りよがり」とマジで向き合い続けているように見える(結婚というそれと真逆のようなユニットという形であってさえそれを表現しているので徹底しているなぁ~と思う)大天才アーティスト竜人くんの真骨頂…… ここにあり!!!!
いくらなんでも美しすぎる。ほんとに。3分にも満たない楽曲なのが信じられない物語の濃度よ。
車をテーマに、という依頼でこれが出てきたらさすがにひっくり返ってキューンでしょ。

 

血を流すことになってるぐらいだから、おそらく他からかなり強引に奪ったと思しき「一番のマブ」連れて伊勢湾に飛び込み心中を図るまでを描いたストーリーなわけだけど、もうこれでもかこれでもかこれでもかの独りよがりからの大破滅。これ。これだよ。最高。

自分の外にある空虚な社会のしんどさ、自分の中にある鬱屈・閉塞・どんづまりばっかりの人生へのむなしさ、そこにさしたBabyとの関係(=幸福より快楽、愛情より情熱という"カタチ"上の)という光、その先にあるはずもない二人だけの世界であるEl Doradoにすがらざるを得なかった壊滅的な人生の終末。

最後の最後の引き返せない段階で生まれてしまった「もしかしてどこかで間違えちゃったのかな?」っていう後悔と「これは二人のストーリーではなく自分一人だけの強引なストーリーだ」という事実に気づいてしまうという高純度の絶望の余韻。

これをなーんでたったこれだけのワード数に詰め込めるかな~~!?!?いくらなんでも研ぎ研ぎに研ぎ澄まされすぎとるだろ!

 

そもそもタイトルもだけど、出だしの歌詞「drive 伊勢湾の上」で、伊勢湾の上の道路ってセントレア行くあの道しかなくない……??なぜそこをチョイス……?とか思ってたけど、多分大災害のメタファーとしての伊勢湾よな。ワルシャワシュピルマンというワードが出てくるぐらいだし……。

そんなでっけえワード出しておいて、いうてこの二人の関係はおそらく実際には取るに足らない、せいぜい「夫がおる女が陰キャと火遊びしたらバレて各所怒られが発生してもた」ぐらいの関係だと思うんだよ。けど、それを心中に見立てるどころかとんでもないスケールにまで拡大できちゃう、そのガチすぎる妄執的やばさの表現力。
ほんでまた、なんと美しいんでしょう。この目を通して見る世界とその破滅は……。

 

あと、サビのフレーズ「Little way=(全てが終わるまでの残り)ほんの少しの距離」「way off=(思っていた理想とは)大きく外れた」「Little way off=(きっかけは)ほんの少しのずれ」という、3つの単語の組み合わせで変わる意味合いを上手に使ってるのもほんとに……かっこいい…………竜人くん…………好(しゅ)きです…………。

 

で、この曲はさ、竜人くんのボーカルの力とリズムと言語の感覚がとんでもなく異常なレベルにあるのはもちろんだけど、PAS TASTAがほんとにまたすごいんだ……。

音楽のこと何も知らんけど、サビのとことか高っかいヘッドホンで聴いてるみてーな音するもん。耳からずーっと気持ちいい。
この曲のドラマ性はばっちり表現しつつ、こんなにぐちゃぐちゃな感情で運転してるのに不思議と車は穏やかかつスムーズに走るんだよな、みたいな感じ出してるのとか本当にゾクゾクする。
アウトロなんて車が水の中へゆっくり沈んでいって見えなくなっていくのが目に見えるようだもん
。こんな風に表現できるものなんだね。恐れ入る。

 

初めて彼らの楽曲を聴いたときに、なんかすげーーーーおもちゃ箱みたいにいろんなパーツがあるのに不思議にまとまってるのが面白くて「何だこのキワキワのバランス感覚は」とか思ってたんだけど、めちゃくちゃ音楽ができる人たちが複数人で1曲の楽曲を作るスタイルのユニットだと知って納得。若い人が面白いことして聴かせてくれるの大好き。

PAS TASTAのこのアルバム、全曲がとんでもなく良いので是非聴いた方がいいですよ。

ちなみに、mixに入れた冒頭の竜人くんコールは「竜人くんが大好きです♡/イヤホンズ内藤るな高井千帆平瀬美里」です。ISEWAN全然そんなノリの曲じゃないんだけど……竜人くんはやっぱり焦がれて呼ばれて登場するのが一番かっこいいから入れました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.ライツオフ(feat. なとり)/ TAKU INOUE

TAKU INOUEことイノタクさんの「FUTARI EP」という、「ふたり」をテーマにしたミニアルバム……あっミニアルバムっておばさんの言い方ですか?の中の曲なんですけど~。

まずはありがとう。好きな男二人の曲をこの世に産み出してくれて。

 

なとり、なとりよ。この声何?エッ………あの、エ………。すぎるでしょうが。大好物。

サンキュね。なんだろ、ちょっと鼻にかかったかんじで生意気そうな声、なれるもんならなりてえよ。いいよね。殴っても泣かないくせに優しくしたら隠れて涙目になってそうっていうか……。

それはともかく、この人は概ね「自分が誰かに寄せる感情」を「自分の目線から」歌ってる印象ある。「私とあなた」というふたりについてというよりは、「私にとってのあなた」を歌うのがめちゃくちゃ上手な人。

 

対してイノタクさんは特定の人についての歌というよりは「描きたい対象の人から半径二人分ぐらいまでのネットワーク」をもっと引いた目で「情景」「現象」として書いている印象がある。

面白いのは、視点のありかたはめちゃくちゃクールなのにそれを見つめる目線自体がめちゃくちゃ大切でとても愛するものを見るそれ、というのが丸出しのアッツアツなところなんだよな……。クールでアツアツ。轟焦凍か?おもしれー男……。

 

そんな「あなたへの気持ちを歌うなとり」と、「人物というよりアトモスフィアを曲にするイノタク」が合わさってできたのが「自分の内面をめちゃくちゃに見つめたうえで理解者(共犯者)を求める曲」なの、すげーよくないですか?なんか両方の見たことない部分ってかんじでお得感ある。おばさんはお得が大好き!

 

人に期待されるもの(=光)を反射してきらめくことはできるけど、どんどん自分自身は色を無くして消耗していく。だから、いっそこの明かりを消し、きらめくことから逃げて名声や得たキャリアを捨ててさえ、いま一度自分自身そのものとして生きたい。安っぽい愛の歌のようなささやかな生活をする選択をする覚悟をもちたい気持ちと、でも本当に捨てることが自分や大切な人のためなのか?大切な人は本当に心からそれを望むのか?で揺らぐリアルな気持ち、これをいまド売れしてるなとりが書いて歌うのも書かせて歌わせるのもすごい。

 

で、この光を反射してきらめく存在で思い出すイノタク曲といえばアイドルマスターシンデレラガールズの「ミラーボール・ラブ」なんですけど。

この曲は「私=ミラーボールはあなた=光があって輝ける存在、決してお互いに手が届くことはないことをお互いに理解してはいるけど、いつか届くことを信じるのをやめないでいようね(だからこそ『ずっと待っててね いつかあなたを迎えにいくから』 という残酷な嘘が平気で成立する)」というアイドルとファンのピュアで歪な存在そのものについて歌ったちょっとメタっぽい曲で、この裏側にあるのがライツオフなのかなという気もする。

なんちゅーか、舞台に立つ側の仕事人としての真摯な表面を書いてきた人だと思うので、裏面というかここに踏み込むんだ、というおもろさがありました。ドライとウェットのたのしみ。

 

このEPはふたりがテーマだといいつつ、この曲自体はふたりになることを切望するひとりの歌なのかも。

とてもできそうにないけど、誰かひとりでも共犯者になってさえくれるのなら明かりを消す=自分を輝かせる世界すら捨てる革命も起こせるし、陳腐でつまんないささやかな愛の生活を送る勇気だって出るのに、という祈りのような曲にも聞こえる。

ライツオフ、Lights Off でもあるんだろうけどRights Off(右側が開いている)=あるべき片側を求める状態なのかなと思うのは考えすぎか。

 

というか この曲もすべてを捨てて破滅したいという曲だね。わたしは破滅願望がある男がだ~い好き!!!!一緒にぐちゃぐちゃになろ~ね♡♡♡♡♡♡



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.Beyond The Dream / 315 ALLSTARS

アイドルマスターサイドM。もちろんクラファもいるバージョンだよ。私の好きな男たち。もはや好きっていうかさ!?!?!?なんだけど。一番駄目になってたときに支えてくれた存在なので恩人と言うほうが近いです。
私がこの人生もう死ぬことでしか救われんのかもしれんと思ってた時期になんとか転職できて、今ホワイトカンパニーでハッピーライフできているのはひとえにこの人たちのおかげなので……。

 

というかですね、ご存じない方は驚愕してほしいんだけど、アイドルマスターサイドMって、アイドルマスターというでっかいコンテンツグループの中の1個のブランドなんだけど、この中だけでもすでに楽曲数が350曲ぐらいあるのよ。正気か??

その中で一番好きな1曲を選ぶのは大変かと思いきや、あっさりとこれしかないなという感じで選べた一曲。好きなんだ~この、夢のその先へ一緒に行こうという曲。前しか見てないまっすぐさ、その美しすぎる信念をなんのてらいもなく素直に歌えることこそ、二次元のアイドルに許された特権だよな~という気がする。

 

数年前にいろいろと、ほんとうにいろいろと考えて、アイドルマスターから現実の家族や自分の人生に生活の重心を意識的に移したので今はコンテンツの動向を追っかけていたりするわけではないのですが、好きだった時間や気持ち、他からは決してもらえなかったものたちの全ては「本当に大事な宝物」として心にあります。多分これからもずっとそうだと思う。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12.植物きどりか / THE ピーズ

トリ~~~!

これもやっぱ自分をめちゃくちゃに支えてた1曲で、特に20代のドドドドブラック企業鬼消耗バチクソ精神暗黒期時代に誰も言ってくれなかった、けど何より欲しかった言葉、「どーした 一体何が怖えんすか 吐き出せどーしたいんだ 見ろチンケな世界」を世界でただ一人、大木温之が言ってくれた事に救われていた部分がめっちゃある。

THEピーズの曲はどれも聴いていた時代のわたしを支えてくれていたこともあるんだけども、それだけじゃなくてこの時にめちゃくちゃ聴いた全ての曲全ての歌詞が血と骨になって今のわたしを作っている感覚があるんだよ~。

 

ほんとは最後は別の曲(LONER ANTHEM / WHO SHOT SCOTT これもまじで最高)にすることをずーっと決めてたんだけど、最後の最後でやっぱこれが入らないのはおかしいなと思って差し替えた次第です。



 

以上、好きな男の好きな歌の話でした。

長文読んでいただき誠にありがとうございます。

 

文末ではございますが、せっかくなので音楽以外で2025年私をダメにした男たちも書き記しておきます。

「#愛脳ユウを調査してください。」シリーズの愛脳ユウさん、「昨晩、先輩を抱いてしまいました。ひとえに俺の不徳の致すところです。」の猫田将太さん、「A Date with Death」の死神きゅん、ぐりだそうむ先生の描く根暗な男たち、本年はまことにお世話になりました。好きにさせてくださってありがとうございます。

 

それでは来年もどうぞよろしくお願いいたします。

配信をご覧のみなさまは引き続きみなさんの最高の選曲をお楽しみください。